Skip to main content
Resources

レジストラ認定契約

このページは以下の言語でもご覧いただけます。

翻訳に関する注意事項 このドキュメントのオリジナル バージョンは英語で記述されており、 http://www.icann.org/en/registrars/ra-agreement-21may09-en.htm で参照できます。このドキュメントの翻訳バージョンとオリジナル バージョンとの間で解釈の相違が生じている場合、または相違が生じていると認められる場合、オリジナルが優先します。

指数:

  1. 定義
  2. ICANN の義務
  3. 「レジストラ」の義務
  4. 仕様およびポリシーの採択または改訂手続き
  5. 雑則

カリフォルニア州非営利公益法人である Internet Corporation for Assigned Names and Numbers と [ 組織の種類と管轄地域 ] である [ レジストラ名 ] (以下、「レジストラ」といいます)は、 ____________________ に、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでこのレジストラ認定契約(以下、「契約」といいます)を締結します。

1. 定義。 本契約の目的上、次の定義が適用されます。

1.1 「認定」とは、登録機能のパフォーマンスを特定して最低基準を設定し、それらの基準を満たす個人または団体を認知し、レジストラ サービスの提供に適用される規則や手順を定める認定契約を締結することを意味します。

1.2 「 DNS 」とは、インターネットのドメイン名システムです。

1.3 「発効日」は _______________________ です。

1.4 「満了日」は _______________________ です。

1.5 「 ICANN 」とは、本契約の当事者である Internet Corporation for Assigned Names and Numbers を意味します。

1.6 「個人情報」とは、特定されたか特定可能な自然人に関するデータを意味します。

1.7 「登録名」とは、 TLD レジストリ オペレータ(またはレジストリ サービスの提供に携わる関連会社)がレジストリ データベースでデータを管理したり、管理を手配したり、管理することで収益を得る、本契約の付属文書の主題である TLD のドメイン内のドメイン名です。ドメイン名は 2 つ以上( john.smith.name など)のレベルで構成されます。レジストリ データベース内の名前は、ゾーン ファイルには表示されない(登録しているが非アクティブな名前であるなど)場合でも登録名になります。

1.8 「登録名保有者」とは、登録名の所有者を意味します。

1.9 レジストラという用語は、英語版で最初が大文字になっている場合(日本語版では括弧付きで「レジストラ」と表記される場合)、本契約の当事者である [ レジストラ名 ] を意味します。

1.10 レジストラという用語は、英語版で最初が大文字になっていない場合(日本語版では括弧なしで表記される場合)、レジストリ データベースに入力するために登録名保有者およびレジストリ オペレータと契約し、登録名保有者に関する登録データを収集して登録情報を提出する個人または団体を意味します。

1.11 「レジストラ サービス」とは、レジストラが TLD のレジストリ オペレータと契約した TLD に関連して提供するサービスを意味し、レジストリ データベースに入力するために登録名保有者と契約し、登録名保有者に関する登録データを収集して登録情報を提出することを含みます。

1.12 「レジストリ データ」とは、電子的形態で管理されるすべてのレジストリ データベース データを意味します。 TLD ゾーンファイル データ、レジストリ サービスの提供に使用したりレジストラから提供される電子的形態のすべてのデータ、レジストリ データベースに電子的形態で管理される特定のドメイン名の登録やネームサーバーに関するレジストリ サービスを提供するために使用される他のすべてのデータが含まれます。

1.13 「レジストリ データベース」とは、レジストリのドメイン内の 1 つまたは複数の DNS ドメイン名に関するデータから構成されるデータベースを意味し、名前の一部またはすべてについて、権威をもって公開される DNS リソース レコードあるいはドメイン名の利用可能性に関する検索リクエストや Whois クエリに対する回答を生成するときに使用します。

1.14 「レジストリ オペレータ」とは、特定の TLD にレジストリ サービスを提供するにあたり、 ICANN (またはその指定代理人)と該当する個人または団体の間の契約に従って、またそのような契約が終了または満了した場合は、米国政府と該当する個人または団体の間の契約に従って責任を負う個人または団体です。

1.15 「レジストリ サービス」とは、特定の TLD について、 ICANN と当該 TLD のレジストリ オペレータとの間の契約で定義されたサービスを意味します。

1.16 登録名は、登録と関連するレコードをレジストリに格納したレジストラが「 スポンサーとなる」名前です。登録のスポンサーは、登録名保有者が明示的に指示した場合、またはレジストラが認定を失った場合、その時点の ICANN 仕様およびポリシーに従って変更することができます。

1.17 「本契約の期間」は、本契約の発効日に始まり、( a )満了日、または( b )終了日のいずれか早い時点まで継続します。

1.18 「 TLD 」とは、 DNS のトップレベル ドメインのことです。

1.19 「 TLD ゾーンファイル データ」とは、レジストリの DNS ゾーン ファイル、またはレジストリ サービスが提供され、インターネットのネームサーバーに提供される登録名を含む任意のサブドメインの DNS ゾーン ファイルに含まれているすべてのデータを意味します。

1.20 「加盟レジストラ」とは、共通の支配権の下で運営される別の ICANN 認定レジストラです。

2. ICANN の義務。

2.1 認定 。 本契約の期間中、「レジストラ」は ICANN により、サブセクション 5.5 に従い本契約の付属書の主題である TLD のレジストラを務めることを認定されます(レジストリ データベースに登録名の登録を追加または更新することを含みます)。上記にかかわらず、また本契約の解釈に関する誠実な意見の相違がある場合を除き、 ICANN は、次の場合、「レジストラへ」の事前の通知により、単独または複数の TLD のために新規登録名を作成し、あるいは登録名のインバウンド転送を開始する「レジストラ」の資格を最大 12 か月間停止することができます。( i ) ICANN がサブセクション 5.3.4 に従って本契約に対する根本的かつ重大な違反について「レジストラ」に通知し、「レジストラ」がサブセクション 5.3.4 に定める是正期間内にそのような違反を是正しなかった場合、または( ii )「レジストラ」が任意の 12 か月間に 3 回以上、その義務に対する根本的かつ重大な違反を故意に繰り返した場合。

2.2 「レジストラ」による ICANN の名前と Web サイトの使用 。 ICANN は、本契約期間中「レジストラ」に対し、( a )本契約の付属文書の主題である 各 TLD のレジストラとして ICANN によって認定されたことを明言し、( b ) ICANN Web サイト内のページとドキュメントにリンクする非排他的、世界的な無償ライセンスを供与します。 ICANN の名前または Web サイトのそれ以外の使用は許諾されません。「レジストラ」は本ライセンスを譲渡またはサブライセンス許諾することはできません。

2.3 ICANN の一般的な義務 。 「レジストラ」の権利、義務、または役割に影響を与えるすべての問題に関し、 ICANN は本契約の期間中、以下のことを行います。

2.3.1 公明正大かつ透明な形で義務を遂行します。

2.3.2 競争を不当に制限することなく、実現可能な範囲で、健全な競争を促進し奨励します。

2.3.3 実質的かつ合理的な理由によって正当化されない限り、基準、ポリシー、手順、または行動規範の恣意的、不当、不公平な適用をしたり、 「レジストラ」のみに異なる処遇を施したりしません。

2.3.4 ICANN 基準、ポリシー、手順、または行動規範が悪影響を与えた範囲で、再検討および独立審査ポリシーを通じて、 「レジストラ」に適切な不服申し立て手順を提供します。

2.4 ICANN 認定レジストラの使用 。ドメイン名を登録したり、 ICANN 認定レジストラがインターネット コミュニティにもたらす価値を認知する際の競争を促進するために、 ICANN は、通常、 ICANN と契約している gTLD レジストリに ICANN 認定レジストラを使用することを義務付けます。また、本契約の期間中、 gTLD レジストリに ICANN 認定レジストラを使用することを義務付けた ICANN の採用する仕様またはポリシーを遵守します。

3. 「レジストラ」の義務。

3.1 レジストラ サービスを提供する義務。 本契約の期間中、「レジストラ」は、本契約に従い ICANN が認定する各 TLD のレジストラの役割を果たすことに同意します。

3.2 レジストリへの登録名保有者データの提出 。本契約の期間中 :

3.2.1 レジストラとして認定されている TLD に登録名を登録する一環として、「レジストラ」は、以下のデータ要素を TLD のレジストリ オペレータに提出するか、 TLD のレジストリ オペレータが運営するレジストリ データベースに格納します。

3.2.1.1 登録される登録名の名前。

3.2.1.2 登録名のプライマリ ネームサーバーとセカンダリ ネームサーバーの IP アドレス。

3.2.1.3 それらのネームサーバーの対応する名前。

3.2.1.4 レジストリ システムで自動的に生成されない場合、「レジストラ」の識別情報。

3.2.1.5 レジストリ システムで自動的に生成されない場合、登録の有効期限。

3.2.1.6 レジストリ オペレータが提出を要請するその他のデータ。

本契約の特定の TLD に関する付属文書には、サブセクション 3.2.1.1 ~ 3.2.1.6 に関して該当する TLD に適用される代替言語について明記できます。そのような場合、該当する特定の TLD に関してのみ、前述のサブセクション 3.2.1.1 ~ 3.2.1.6 は本契約のあらゆる目的において代替言語により置き換えられます。

3.2.2 サブセクション 3.2.1.2 、 3.2.1.3 、および 3.2.1.6 に記載された登録名レジストラ スポンサーに関するデータ要素の更新を登録名保有者から受け取った場合、「レジストラ」は、受領後 5 営業日以内にデータ要素をレジストリ オペレータに提出するか、レジストリ オペレータが運営するレジストリ データベースに格納します。

3.2.3 他の方法では回復不能な技術的障害が発生したりレジストリ オペレータの指定が変更されたときにレジストリ データベースを再構築するために、「レジストラ」は、 ICANN から要請があった場合は 10 日以内に、「レジストラ」がスポンサーであるレジストリ内のすべてのアクティブ レコードについてサブセクション 3.2.1.1 ~ 3.2.1.6 に記載されたデータ要素が含まれている電子データベースを、 ICANN が指定する形式で、該当する TLD のレジストリ オペレータに提出します。

3.3 登録名に関するデータへのパブリック アクセス 。本契約の期間中:

3.3.1 「レジストラ」は、自費で、双方向の Web ページとポート 43 Whois サービスを用意し、認定された各 TLD において「レジストラ」がスポンサーとなるすべてのアクティブな登録名に関する最新(少なくもと毎日更新される)データに対する無料の公開クエリベースへのアクセスを提供します。アクセス可能なデータは、 ICANN が採択する仕様またはポリシーに従って適宜指定される要素から構成されるものとします。 ICANN が採択する仕様またはポリシーによって ICANN が別途指定するまで、このデータは「レジストラ」のデータベースに含まれている以下の要素から構成されるものとします。

3.3.1.1 登録名の名前。

3.3.1.2 登録名のプライマリ ネームサーバーとセカンダリ ネームサーバーの名前。

3.3.1.3 「レジストラ」の識別情報(「レジストラ」の Web サイトから提供されます)。

3.3.1.4 登録の本来の作成日。

3.3.1.5 登録の有効期限。

3.3.1.6 登録名保有者の名前と郵便宛先。

3.3.1.7 登録名の技術担当者の名前、郵便宛先、電子メール アドレス、電話番号、および(使用可能な場合)ファックス番号。

3.3.1.8 登録名の管理担当者の名前、郵便宛先、電子メール アドレス、電話番号、および(使用可能な場合)ファックス番号。

本契約の特定の TLD に関する付属文書には、サブセクション 3.3.1.1 ~ 3.3.1.8 に関して該当する TLD に適用される代替言語について明記できます。そのような場合、該当する特定の TLD に関してのみ、前述のサブセクション 3.3.1.1 ~ 3.3.1.8 は本契約のあらゆる目的において代替言語により置き換えられます。

3.3.2 サブセクション 3.3.1.2 、 3.3.1.3 、および 3.3.1.5 ~ 3.3.1.8 に記載されるデータ要素の更新を登録名保有者から受け取った場合、「レジストラ」は、サブセクション 3.3.1 に記載されるパブリック アクセスを提供するデータベースを速やかに更新します。

3.3. 3 「レジストラ」はその義務を下請けに任せ、サブセクション 3.3.1 に記載されるパブリック アクセスおよびサブセクション 3.3.2 に記載される更新を提供できますが、「レジストラ」がアクセスと更新の適切な提供に全面的な責任を負うことを前提とします。

3.3.4 「レジストラ」は、セクション 4 に従ってコンセンサス ポリシーとして確立された ICANN 仕様またはポリシーを遵守し、分散された機能を協調的に実装して、クエリベースの Whois 検索機能をすべてのレジストラに提供します。レジストラが実装した Whois サービスが、適切な期間内に、正確な最新データに対する合理的に頑健で信頼性が高く、使いやすいアクセスを提供できない場合、「レジストラ」は、 ICANN によって合理的に必要であると判断された場合に(特定のレジストラによる是正措置の可能性を考慮して)、包括的なレジストラ Whois 検索機能を提供する目的で集中型 Whois データベースの開発を促進するために「レジストラ」のデータベースからデータを提供することを「レジストラ」に要求するセクション 4 に基づいてコンセンサス ポリシーとして確立された、あらゆる ICANN 仕様またはポリシーを遵守するものとします。

3.3.5 サブセクション 3.3.1 および 3.3.4 の規定に基づき登録データに対するクエリベースのパブリック アクセスを提供する際に、「レジストラ」は、 ICANN が確立したポリシーにより認められる場合を除き、提供されるデータの使用に条件を付けてはなりません。 ICANN がセクション 4 に従って別のポリシーを確立するまで、「レジストラ」は、クエリに対する回答として提供するデータを、以下の場合を除く合法的な目的に使用することを許可するものとします。( a )データ受信者の既存の顧客以外の団体に対して電子メール、電話、またはファックスによる大量の未承諾商業広告や勧誘書の送信を許可したり、可能にしたり、サポ ートすること。または( b )ドメイン名の登録や既存の登録の変更に必要な場合を除き、大容量の自動化された電子プロセスが、レジストリ オペレータまたは ICANN 認定レジストラのシステムにクエリやデータを送信できるようにすること。

3.3.6 また、「レジストラ」は、サブセクション 3.3.1 のパブリック アクセスに従い、以下の条件でデータに対するバルク アクセスを第三者に提供します。

3.3.6.1 「レジストラ」は、「レジストラ」とバルク アクセス契約を締結した第三者が、少なくとも週に 1 回データの完全な電子コピーをダウンロードできるようにします。

3.3.6.2 「レジストラ」は、そのようなデータへのバルク アクセスに対し年間 1 万米ドル( US$10,000 )を超えない料金を請求することができます。

3.3.6.3 「レジストラ」 のアクセス契約では、第三者に対して、使用する手段にかかわらず、マーケティング活動への使用を許可したり、可能にしたり、サポートする目的でデータを使用しないことに同意することを義務付 けるものとします。そのような手段には、電子メール、電話、ファックス、 郵便、 SMS および無線警報などが含まれます。

3.3.6.4 「レジストラ」 のアクセス契約では、ドメイン名の登録や既存の登録の変更に必要な場合を除き、第三者がデータを使用して、レジストリ オペレータまたは ICANN 認定レジストラのシステムにクエリやデータを送信する大容量の自動化された電子プロセスを有効にしないことに同意することを義務付けるものとします。

3.3.6.5 「レジストラ」 のアクセス契約では、バルク データの大部分を抽出して使用することが許可されない付加価値製品またはサービスに第三者がデータを組み入れた場合を除き、第三者がデータの販売または再配布を行わないことに同意することを義務付けるものとします。

3.3.7 サブセクション 3.3.6 に基づく「レジストラ」の義務は、以下のいずれかの時点まで引き続き有効です。( a )サブセクション 3.3.1 に基づきパブリック アクセスの対象になるデータへのバルク アクセスに適用される、このポリシーに代わる別の ICANN ポリシーが、セクション 4 に従って確立されるまで。または( b )登録または付加価値製品やサービスの開発に第三者が使用する登録データに関して、いかなる個人または団体も市場支配力を行使できないということが証明され、 ICANN が納得するまで。

3.3.8 適用される法規制を遵守するためおよびその他の理由で、 ICANN は、以下に制限を設けるポリシーと仕様を随時採択します。( a )サブセクション 3.3 に記載されるパブリックアクセス サービスを介して「レジストラ」が一般公開する登録名に関する個人情報および( b )「レジストラ」がそのようなデータを利用可能にする方法。 ICANN が該当するポリシーを採択する場合、「レジストラ」はこれを遵守するものとします。

3.4 登録名保有者および登録データの保持 。

3.4.1 本契約の期間中、「レジストラ」は、認定された各 TLD 内で「レジストラ」がスポンサーとなるアクティブな登録名のデータが含まれた独自の電子データベースを、随時更新して、保持します。各登録データには、サブセクション 3.3.1.1 ~ 3.3.1.8 に記載される要素、請求連絡先の名前、(使用可能な場合)郵便宛先、電子メール アドレス、電話番号、ファックス番号、およびサブセクション 3.2 に基づいて「レジストラ」がレジストリ オペレータに送信したりレジストリ データベースに格納したその他のレジストリ データを含めます。また、「レジストラ」は、( 1 )「レジストラ」またはその関連会社が提供するプライバシー サービスの顧客または任意のプロキシ登録サービスのライセンシーから登録に関連して提供された名前、郵便宛先、電子メール アドレスおよび電話番号をデータベースに含めるか、( 2 )プライバシーまたはプロキシ サービスの利用を選択する時点で、データがエスクローされないことを明示した通知を顧客に表示するものとします。

3.4.2 本契約の期間中およびその後 3 年間、「レジストラ」(本人または代理人)は、レジストリ オペレータおよび登録名保有者との取引に関する以下の記録を保持するものとします。

3.4.2.1 電子的形態による、レジストリ オペレータに電子的形態で提出されたすべての登録データ(更新を含む)の提出日時および内容。

3.4.2.2 電子的形態、文書形態、またはマイクロフィルム形態による、登録申請、確認、変更または終了を構成するあらゆる書面による通信、登録契約を含む登録名保有者との関連する通信。

3.4.2.3 電子的形態による、すべての支払いと払い戻しの日付と金額を含む、「レジストラ」のすべての登録名保有者のアカウント記録。

3.4.3 本契約の期間中およびその後 3 年間、「レジストラ」は、 ICANN が合理的な通知を行った場合、これらの記録を検査しコピーできるようにするものとします。 ICANN は、 ICANN 仕様またはポリシーにより明示して許可される場合を除き、そのような記録の内容を開示しません。

3.4.4 本契約の他の条件にかかわらず、「レジストラ」は、ドメイン登録の削除または別のレジストラへの譲渡から 3 年経過した日以降、ドメイン名登録に関する記録を保持する義務を負いません。

3.5 データに関する権利 。「レジストラ」は、認定された各 TLD に関して「レジストラ」がレジストリ データベースに送信したりスポンサーとなったすべての登録名について、サブセクション 3.2.1.1 ~ 3.2.1.3 に記載されるデータ要素の排他的な所有権または使用に関するすべての権利を否認します。「レジストラ」は、認定された各 TLD でスポンサーとなったアクティブな登録名について、サブセクション 3.2.1.4 ~ 3.2.1.6 およびサブセクション 3.3.1.3 ~ 3.3.1.8 に記載されるデータ要素に関する権利を否認せず、双方向かつクエリベースのパブリック アクセスを提供するサービス(サブセク ション 3.3.4 に基づく Whois サービスなど)を提供する目的でサブセクション 3.2.1.4 ~ 3.2.1.6 および 3.3.1.3 ~ 3.3.1.8 に記載されるデータ要素を利用し開示する非排他的、取り消し不可の無償ライセンスを供与することに同意します。認定された TLD の登録名のスポンサーが「レジストラ」から変更された場合、「レジストラ」は、スポンサーとなるレジストラが登録名に関するサブセクション 3.2.1.4 ~ 3.2.1.6 および 3.3.1.3 ~ 3.3.1.8 に記載されるデータ要素の所有権を保有することを認めます。このデータに関する所有権は「レジストラ」も保持します。このサブセクションは「レジストラ」が以下のことを行うことを禁止するものではありません。( 1 )本契約および ICANN 仕様またはポリシーに準拠して行われるデータ要素へのバルク パブリック アクセスを制限すること。または( 2 )本サブセクションの規定に従って保有するデータ要素に関する権利を譲渡すること。

3.6 データ エスクロー。 本契約の期間中、 ICANN が指定する予定、条件、および形式に合わせて、「レジストラ」は、サブセクション 3.4.1 に記載されるデータベースの電子コピーを ICANN に提出するか、「レジストラ」が選任し費用を負担して、「レジストラ」および ICANN が相互に承認する信頼できるエスクロー エージェントに提出するものとし、そのような場合、いずれの当事者も承認を不当に保留しないものとします。データは、「レジストラ」、 ICANN 、およびエスクロー エージェント(該当する場合)の間の合意に基づいて保持され、以下を条件とします。( 1 )データはエスクローとして受領、保持され、 ICANN に公開されるまで、預けられたデータの完全性、一貫性、形式の整合性を確認する以外に使用しないこと。( 2 )本契約が更新または終了されず満了した時点でデータのエスクローを解除すること。( 3 )エスクロー契約に基づく ICANN の権利は本契約の譲渡と共に譲渡されること。エスクロー契約では、本サブセクションに基づいてエスクローが解除された場合、 ICANN (またはその指定代理人)が、レジストラ サービスを提供するために必要なすべての権利を自身で暫定目的にのみ行使するため、または、そのような権利を他者に行使させるための非排他的、取り消し不可の無償ライセンスを保有することを規定するものとします。

3.7 登録名保有者との取引を含む商取引 。

3.7.1 ICANN が、 ICANN 認定レジストラのコンセンサスによりサポートされ、 ICANN 認定レジストラの行動規範を確立または承認する仕様またはポリシーを採択した場合、「レジストラ」はその規範を遵守するものとします。

3.7.2 「レジストラ」は、適用される法および政府規制を遵守するものとします。

3.7.3 「レジストラ」は、「レジストラ」が認定されたレジストリに対し、そのレジストリに認定された他のレジストラよりも優位なアクセスが与えられているという表明を、実際のまたは見込まれる登録名保有者に示さないものとします。

3.7.4 「レジストラ」は、登録料の支払いについて満足のいく合理的な確認を受け取るまで、登録名をアクティブにしないものとします。この目的のために、クレジット カードへの請求、信用力の高い顧客に拡大適用される一般的な商業条件、同様のレベルの支払い確認ができる他の仕組みが受容されますが、登録がアクティブになったときに登録名保有者による支払い義務が確定的で取り消し不可になることが条件になります。

3.7.5 登録期間の終わりに、登録名保有者またはその代理人が 2 回目の通知または督促状に指定された期間内に登録の更新に同意せず、酌量すべき事情がない場合、自動更新猶予期間の終了時に登録が取り消されるものとします(ただし、「レジストラ」はそれ以前に登録名を取り消すことができます)。

3.7.5.1 酌量すべき事情とは以下に定義するものをいいます: UDRP 紛争、 有効な裁判所の決定、「レジストラ」による更新処理の不履行(登録者が応答しなかった場合を除く)、第三者に DNS サービスを提供するネームサーバーによってドメイン名が使用されている(ネームサーバーによって管理されている記録の移管に通常よりも時間がかかる可能性があります)、登録者が破産手続き中、支払い紛争(登録者が更新料金を支払い済みと主張しているか、支払金額に食い違いがある場合)、請求紛争(登録者が請求額に異議を唱えている場合)、管轄裁判所においてドメイン名が訴訟の対象となっている、または、 ICANN によって特に承認されたその他の状況。

3.7.5.2 酌量すべき事情がある場合であって、「レジストラ」の選択により、登録者の明示的な同意なしにドメイン名を更新する場合、レジストラは、該当する特定のドメイン名の更新に関連する酌量すべき事情の記録を保持し、レジストラ認定契約の 3.4.2 および 3.4.3 の規定に従って ICANN が検査できるようにするものとします。

3.7.5.3 上記セクション 3.7.5.1 で定義した酌量すべき事情がない場合、(上記セクション 3.7.5.1 )、レジストラまたは登録者が登録契約を終了してから 45 日以内にドメイン名を削除しなくてはなりません。

3.7.5.4 「レジストラ」は、各新規登録者に対して、ドメイン名の有効期限から更新されないドメイン名が削除されるまでの推定期間または 10 日を超えない期間を含め、削除および自動更新ポリシーに関する通知を提供するものとします。レジストラが登録契約期間中に削除ポリシーに重大な変更を加えた場合、この変更を登録者に通知するために、登録契約へのその他の重大な変更について登録者に通知する場合と同様の努力を払うものとします(レジストラ認定契約の 3.7.7 の規定に倣います)。

3.7.5.5 「レジストラ」がドメイン名登録または更新用の Web サイトを運営している場合、「レジストラ」の削除および自動更新ポリシーの詳細を Web サイト上に明示しなくてはなりません。

3.7.5.6 「レジストラ」がドメイン名登録または更新用の Web サイトを運営している場合、登録時および Web サイトの目立つ場所の両方に、請戻猶予期間中にドメイン名の復旧に課される料金を表示するものとします。

3.7.5.7 UDRP 紛争の対象となっているドメインが、紛争中に削除されるか、有効期限切れとなった場合、 UDRP 紛争の申立人は、その選択により、登録者と同等の商業的条件でドメイン名を更新または回復することができます。申立人がドメイン名を更新または回復した場合、ドメイン名はレジストラ ホールドおよびレジストラ ロック状態に置かれ、登録者の WHOIS 連絡先情報は削除され、 WHOIS エントリにはドメイン名が紛争 の対象となっていることが表示されます。申立が終了するか UDRP 紛争で申立人が敗訴した場合、当該ドメイン名は 45 日以内に削除されます。 登録者は、現行の請戻猶予期間に関する規定に基づき、請戻猶予期間中いつでも当該ドメイン名を回復する権利を有します。また、当該ドメイン名が削除される前に更新する権利を保持します。

3.7.6 「レジストラ」は、追加または更新時に効力を有する除外された登録名のリストまたは仕様を明記した ICANN ポリシーに反するような方法で、 ICANN によって認定された「レジストラ」のレジストリで登録名を追加または更新しないものとします。

3.7.7 「レジストラ」は、「レジストラ」と電子形態または書面による登録契約を締結することをすべての登録名保有者に義務付け、少なくとも以下の条項を含めるものとします(「レジストラ」がレジストラ サービスを実施する目的でドメインを登録し、「レジストラ」が登録名保有者でもある場合を除きます。そのような場合、「レジストラ」は以下の条項に従い、 ICANN に対して本契約に記載される登録名保有者の義務および本契約に従って確立された ICANN ポリシーを遵守する義務を負います)。

3.7.7.1 登録名保有者は、登録名の登録期間中、正確で確実な担当者の詳細を「レジストラ」に提供し、速やかな変更と更新を行うものとします。詳細に含まれるのは、以下の情報です。登録名保有者の氏名、郵便宛先、電子メール アドレス、電話番号、および使用可能な場合はファックス番号、登録名保有者が組織、協会、または企業の場合は連絡目的に指名された担当者の名前およびサブセクション 3.3.1.2 、 3.3.1.7 、および 3.3.1.8 に記載されるデータ要素。

3.7.7.2 登録名保有者が不正確で信頼できない情報を故意に提供した場合、 「レジストラ」に提供した情報を速やかに更新しない場合、または、登録名保有者の登録に関連した担当者の詳細の正確さに関する「レジストラ」の問い合わせに 15 日以上応答しない場合は、登録名保有者とレジストラの契約に対する重大な違反となり、登録名の登録をキャンセルする根拠になります。

3.7.7.3 ドメイン名の使用を第三者に許諾する登録名保有者は記録にある登録名保有者とし、自らの連絡先情報をすべて提供し、登録名に関連して発生する問題の適時な解決に役立つ正確な技術担当者と管理担当者の情報を提供および更新する責任を負います。本条項に従って登録名の使用を許諾する登録名保有者は、訴えうる損害の合理的な証拠を登録名保有者に提供する当事者に対し、ライセンシーから提供された最新の連絡先情報およびライセンシーの識別情報を速やかに開示しない場合、登録名の不正な使用が原因となる損害に対する責任を負うものとします。

3.7.7.4 「レジストラ」は、新規または更新された登録名保有者に対する通知に、以下の情報を明記するものとします。

3.7.7.4.1 申請者から収集した個人情報の使用目的。

3.7.7.4.2 データの受信対象者または対象となる受信者のカテゴリ(レジストリ オペレータおよびレジストリ オペレータからデータを受け取る他の受信者を含む)。

3.7.7.4.3 必須データか任意データかの区別。

3.7.7.4.4 登録名保有者またはデータ主体が関連する情報にアクセスする方法および、必要に応じて、保持する情報を修正する方法。

3.7.7.5 登録名保有者は、サブセクション 3.7.7.4 に記載されるデータ処理に同意するものとします。

3.7.7.6 登録名保有者は、登録名保有者が「レジストラ」に個人情報を提供した第三者に対し、サブセクション 3.7.7.4 の記述に相当する通知を送付したことおよびサブセクション 3.7.7.5 の記述に相当する同意を該当する第三者から得たことを表明するものとします。

3.7.7.7 「レジストラ」は、登録名保有者から収集した個人情報を、上記のサブセクション 3.7.7.4 に従って登録名保有者に通知を送付した目的および他の制限に抵触するような方法で処理しないことに同意するものとします。

3.7.7.8 「レジストラ」は、紛失、誤用、不正なアクセスまたは開示、変更、破棄などから個人情報を保護するために合理的な予防措置を講じることに同意するものとします。

3.7.7.9 登録名保有者は、登録名保有者が知り得る限り、登録名の登録においても登録名の直接または間接的な使用においても第三者の法的権利を侵害していないことを表明するものとします。

3.7.7.10 登録名の使用に関連し、またはその使用から生じる紛争の裁定について、登録名保有者は、他の適用可能性がある裁判権を侵害することなく、( 1 )登録名保有者の法定住所があり( 2 )「レジストラ」が所在する管轄裁判所に付託するものとします。

3.7.7.11 登録名保有者は、登録名の登録は ICANN が採択する仕様またはポリシーに従って保留、キャンセル、または譲渡されること、また、 ICANN が採択する仕様またはポリシーに準拠したレジストラやレジストリ手順に従って、( 1 )「レジストラ」またはレジストリ オペレータによる名前の登録の間違いを訂正するか( 2 )登録名に関する紛争の解決を図ることに同意するものとします。

3.7.7.12 登録名保有者は、登録名保有者のドメイン名登録から生じ、またはドメイン名登録に関連するすべての請求、損害、責任、経費、および費用(合理的な訴訟費用および経費を含みます)について補償するとともに、レジストリ オペレータとその役員、幹部、従業員、および代理人に損害を与えないものとします。

3.7.8 「レジストラ」は、セクション 4 に従って確立され、合理的かつ商業上実施可能な( a )「レジストラ」がスポンサーとなる登録名に関連付けられた担当者情報の登録時の確認または( b )当該情報の定期的な確認を義務付けた仕様またはポリシーを遵守するものとします。「レジストラ」は、「レジストラ」がスポンサーとなる登録名に関連付けられた担当者情報の間違いが通知された場合、適切な措置を講じてその間違いを調査します。「レジストラ」は、スポンサーとなる登録名に関連付けられた担当者情報の間違いを確認した場合、適切な措置を講じてその間違いを訂正します。

3.7.9 「レジストラ」は、レジストラによるドメイン名の投機目的の保有を禁止 または制限する ICANN が採択した仕様またはポリシーを遵守するものとします。

3.7.10 本契約の規定は、登録名の登録に対して「レジストラ」が登録名保有者に請求する金額を指示または制限するものではありません。

3.8 ドメイン名の紛争の解決 。本契約の期間中、「レジストラ」は、登録名に関する紛争の解決のためのポリシーと手順を実施するものとします。セクション 4 に基づき ICANN が別のポリシーと手順を確立するまで、「レジストラ」は、 ICANN の W eb サイト( www.icann.org/general/consensus-policies.htm )に明記される統一ドメイン名紛争処理ポリシーを遵守するものとします。

3.9 認定料 。認定の条件として、「レジストラ」は ICANN に認定料を支払うものとします。これらの料金は年払い料金と変額料金から構成されます。

3.9.1 年払いの認定料 。「レジストラ」は ICANN に対し、 ICANN の付随定款および各条項に従って、 ICANN 理事会が定めた金額の年払い料金を支払うものとします。この年払い料金は 4 千米ドル( US$4,000 )を超えないものとします。年払い料金の支払い期限は ICANN からの請求後 30 日以内とします。ただし、「レジストラ」は年払い料金を四半期分割払いで支払うことができます。

3.9.2 変額認定料 。「レジストラ」は、 ICANN の付随定款および各条項に従って、 ICANN 理事会が定めた金額の変額料金を支払うものとします。いずれの場合も、変額料金は ICANN と契約するすべてのレジストラに合理的に割り当てられること、全レジストラ レベルの料金の 3 分の 2 の支払いに関して、その総額についてレジストラの会計担当者によって明示的に承認されることが条件となります。「レジストラ」は、本契約の実質的な条項が効力を持つ限り、「レジストラ」と ICANN の間の紛争が係争中であっても、変額料金を適時に支払うものとします。

3.9.3 30 日以上遅れた支払いについて、「レジストラ」は、延滞支払いに対し月あたり 1.5% の利子を支払い、 1 か月に満たない場合は、本契約のセクション 5.11 に従って請求日または請求書が送付された日付以降について適用される法により認められる最高率の利子を支払うものとします。 ICANN から「レジストラ」への合理的な通知があった場合、「レジストラ」によって提出された会計報告は、独立した第三者による「レジストラ」の帳簿および記録の監査により検証されるものとします。監査を行う第三者は、そのような帳簿および記録の秘密を守るものとします(会計報告の正確さおよび、必要な訂正に関するその所見を除きます)。

3.10 保険 。「レジストラ」は、本契約の期間中に「レジストラ」のレジストラ事業から生じる賠償責任をカバーするため、保険金支払い限度額 50 万米ドル( US$500,000 )以上の企業総合責任保険に加入し、その効力を維持するものとします。

3.11 共通の支配権の下で運営される「レジストラ」の義務 。以下の場合、「レジストラ」は本契約に違反することになります。

3.11.1 ICANN が加盟レジストラの ICANN との認定契約を終了した場合(以下、「加盟解除」といいます)。

3.11.2 加盟レジストラが、本契約のセクション 5.6 に基づく加盟レジストラの認定契約を終了する ICANN の権利に対する異議申し立てに対して調停を開始しなかった場合または、そのような調停を開始したものの勝訴していない場合。

3.11.3 加盟解除が不正行為の結果で、消費者または公共の利益に著しい悪影響を与えた場合。

3.11.4 加盟解除後、 2 番目の加盟レジストラが同じ経緯をたどり、結果的に加盟解除になった場合。

3.11.5 ICANN が、「レジストラ」に関するこのセクション 3.11 の規定を擁護する意図がある旨「レジストラ」に書面をもって通知し、その通知にそのような擁護に関する事実的な基礎について合理的な詳細が明記されていた場合に、「レジストラ」が通知後 15 日以内に問題を指摘された行為を是正できなかった場合。

3.12 第三者再販業者の義務 。 「レジストラ」 がレジストラ サービスの再販業者と契約を締結してレジストラ サービスを提供する(以下、「再販業者」といいます)場合、そのような契約には少なくとも以下の規定を含める必要があります。

3.12.1 再販業者は、 ICANN から書面による許可を得ない場合、 ICANN 、 ICANN 認定レジストラのロゴ、その他 ICANN に認定されたことを示すものを表示することを禁止されます。

3.12.2 再販業者が使用する登録契約には、 ICANN レジストラ認定契約および ICANN コンセンサス ポリシーにより義務付けられるすべての登録契約規定と通知を含め、スポンサーとなるレジストラを特定するか、 InterNIC Whois 検索サービスへのリンクなど、スポンサーとなるレジストラを特定する方法を明記するものとします。

3.12.3 再販業者は、顧客からの問い合わせに、スポンサーとなるレジストラを明らかにするものとします。

3.12.4 再販業者は、各登録に関連して再販業者が提供または利用可能にするプライバシーまたはプロキシ登録サービスについて顧客が提供する識別情報および担当者情報を、 「レジストラ」 に預託またはエスクローするか、顧客がプライバシーまたはプロキシ サービスを利用することを選択した時点においてデータがエスクローされないことを明示した通知を顧客に表示するものとします。エスクローを使用する場合、エスクロー契約には、最低限、再販業者が再販契約に違反したときにはデータがレジストラに公開され、そのような違反は消費者または公共の利益に悪影響を与えることを明記するものとします。 ICANN が、前述のエスクロー プライバシーまたはプロキシ登録データを再販業者に承認するプログラムを利用可能にし、 ICANN が付随定款に従って確立した他の条件を再販業者が満たした場合、再販業者はそのような承認を ICANN に申請することができます。

3.12.5 下記のサブセクション 3.15 に記載されるように、「レジストラ」に ICANN Web ページにリンクを提供することが義務付けられる範囲において、再販業者にもそのようなリンクを提供することが義務付けられるものとします。

3.12.6 「レジストラ」が本契約のセクション 3.12 の規定に再販業者が違反していることを認識した場合、「レジストラ」は適切な措置を講じて再販業者が再販契約に違反していることおよび「レジストラ」がそのような契約を終了する権利を有することを再販業者に通知するものとします。

3.13 レジストラ トレーニング 。下記のサブセクション 5.11 に特定される「レジストラ」の主要担当者または被指名人(被指名人が「レジストラ」または加盟レジストラにより雇用されている限りにおいて)は、 ICANN ポリシーと契約に基づくレジストラの義務を対象とするトレーニング コースを受講するものとします。トレーニング コースはレジストラと協議して開発されます。コースは ICANN により無料で「レジストラ」に提供され、オンライン形式で利用できます。

3.14 レジストラの監査 。 「レジストラ」は、少なくとも 15 日前の通知により、合理的な契約遵守状況監査の一環として、( 1 )本契約条項の遵守状況を証明するために必要な「レジストラ」が関知する文書および情報を適時に提供し、( 2 ) ICANN が実施しようとする特定の遵守状況監査の内容を通知に明記することを条件に、 ICANN が適用されるすべての法に従って現場査察を実施して本契約条項の遵守状況を評価することを許可します。 ICANN は、 ICANN 仕様またはポリシーにより明示的に認められる場合を除き、そのような監査により収集された「レジストラ」の機密情報を開示しないものとします。仕様またはポリシーにより開示が認められる場合、 ICANN は、該当する情報を開示する意図を少なくとも 15 日前に通知するものとします。このような通知には、 ICANN が情報の開示を予定している対象者および方法を記載するものとします。

3.15 ICANN が、利用可能な登録者の権利と責任を特定する Web ページを公開していることについて「レジストラ」に合理的な通知を行い、そのような Web ページのコンテンツがレジストラと協議して開発されている場合、「レジストラ」は、ドメイン名の登録または更新のために運営するすべての Web サイトにこの Web ページへのリンクを提供し、 ICANN コンセンサス ポリシーに基づき表示することが義務付けられたポリシーまたは通知に対するリンクと同様に明確に登録名保有者に表示するものとします。

3.16 「レジストラ」は、有効な電子メール アドレスおよび郵便宛先を含む正確な連絡先情報を自身の Web サイトに記載するものとします。

4. 仕様およびポリシーの採択または改訂手続き。

4.1 新しい仕様およびポリシーまたは改訂仕様およびポリシーを遵守する「レジストラ」の持続的な義務 。本契約の期間中、「レジストラ」は、サブセクション 4.4 に規定する期間に基づき、本契約条項に従うものとします。

4.1.1 サブセクション 4.3 に規定されている方法に従って ICANN によってコンセンサス ポリシーとして採択された新しい仕様または改訂仕様(「レジストラ」が当事者となっている本契約書類を含む)およびポリシー。

4.1.2 この場合、以下の条件が必要となります。

4.1.2.1 本契約において、本セクション 4 の 1 つまたは複数のサブセクションで規定された方法によって採択された改訂仕様またはポリシーの遵守が明示的に規定されていること。

4.1.2.2 仕様またはポリシーが、サブセクション 4.2 に規定されている 1 つまたは複数の主題に関係していること。

4.2 新しい仕様およびポリシーと改訂仕様およびポリシーに関する主題 。新しい仕様およびポリシーと改訂仕様およびポリシーは、次の主題に関して採択することができます。

4.2.1 レジストラ サービス、レジストリ サービス、 DNS 、またはインターネットの相互運用性、技術的信頼性、または運用安定性を促進するために、統一された、または協調的な解決策が当然必要となる問題。

4.2.2 DNS レジストリまたはレジストリ サービスに関連する ICANN ポリシーおよび仕様を導入するために合理的に必要なレジストラ ポリシー。

4.2.3 ポリシーにおいてドメイン名の使用が考慮される事例を含む、登録名の登録(当該ドメイン名の使用ではない)に関する紛争の解決。

4.2.4 登録名の割り当てに関する原則(先着順、適時更新、有効期間満了後の猶予期間など)。

4.2.5 レジストリまたはレジストラによるドメイン名の投機目的保有の禁止。

4.2.6 登録名およびネームサーバーに関する正確で最新の連絡先情報の保守とアクセス。

4.2.7 当初から登録できないか、または( a )ユーザーを混乱させたり誤解を与えたりすることの回避、( b )知的財産権、( c ) DNS またはインターネットの技術的管理(「 example.com (登録不能ドメイン)や、 1 文字 / 数字から構成されるラベルを持つ名前など)に合理的に関連付けられる理由のために更新できない可能性のある登録名の保留。

4.2.8 TLD で認定を失うレジストラがスポンサーとなっている登録名に関する責任を存続するレジストラに割り当てることを含め、レジストリ運用者またはレジストラによる運用の中断または停止による登録の途絶を回避するための手順。

4.2.9 1 つまたは複数の登録名のスポンサーになっているレジストラの変更にあたっての登録データの転送。

本サブセクション 4.2 のいずれの規定も、本契約書に規定する「レジストラ」の義務を制限するものではありません。

4.3 新しい仕様およびポリシーと改訂仕様およびポリシーの採択方法 。

4.3.1 「コンセンサス ポリシー」とは、 ICANN プロセスに代表されたインターネット関係者のコンセンサスに基づいて採択される仕様またはポリシーであり、次の形で示されるものをいいます。( a ) ICANN 理事会で採択された仕様またはポリシーであること。( b )かかる事項を委任された ICANN 支持組織の評議会の少なくとも 3 分の 2 の議決により、かかる仕様またはポリシーを採択すべき旨勧告されたこと。および( c )( i )影響を受けるグループの間にどれだけの意見の一致と不一致があったかが文書化され、( ii )影響を受ける可能性のあるグループの見解を 十分に代表するために利用したアウトリーチ プロセスについて文書化され、( iii ) 提案されたポリシーに対する理由付きの賛成および反対の内容、およびかかる主張の強さが文書化された、書面による報告書および補足資料(この中には、提案に関係する支持組織に提出された内容すべてが含まれていなければならない)で示されたもの。

4.3.2 「レジストラ」が当該コンセンサスの存在について争う場合、「レジストラ」は、 ICANN の付随定款の下で確立された独立審査パネルに対し、その問題に関する見直しを要請することができます。かかる見直しの要請は、理事会によるポリシー採択の公開から 15 営業日以内に行うものとします。独立審査パネルは、サブセクション 4.3.1 で要請されている報告書および補足資料に基づいて裁定を行うものとします。「レジストラ」が見直しを要請し、 ICANN プロセスで代表されているインターネット関係者の間のコンセンサスに基づいてポリシーが採択されているという理事会の主張を独立審査パネルが認めた場合、「レジストラ」は、当該ポリシーを導入しなければなりません。ただし、「レジストラ」がサブセクション 5.6 に規定する停止措置または差し止め救済措置を直ちに要請して認められた場合はこの限りではありません。

4.3.3 サブセクション 4.3.2 の規定に従って独立審査パネルが会議を開いて裁定を下した後、「レジストラ」が引き続き、かかるコンセンサスの存在について異議を唱えた場合、「レジストラ」は、サブセクション 5.6 の紛争解決手続きに従い、その裁定の公開後 15 営業日以内にその事案の見直しを要請することができますが、「レジストラ」は引き続き、当該ポリシーを導入する必要があります。ただし、「レジストラ」がサブセクション 5.6 に従って停止措置または差し止め救済措置を獲得した場合、あるいは、サブセクション 5.6 の規定に基づき、「レジストラ」をかかる義務から解放する最終決定が下された場合はこの限りではありません。かかる追加見直しにおける裁定は、サブセクション 4.3.1 で要請されている報告書および補足資料に基づいて行われるものとします。

4.3.4 ICANN 支持組織協議会による事前推奨なしで ICANN 理事会によって採択された仕様またはポリシーであっても、 ICANN 理事会メンバーの少なくとも 3 分の 2 の議決によって採択された場合には、「コンセンサス ポリシー」と見なされます。その場合、レジストラ サービス、レジストリ サービス、 DNS 、またはインターネットの安定運用を維持するために、かかる主題に関する仕様またはポリシーの一時的な採択が一刻も早く必要であり、さらに、提案された仕様またはポリシーがこれらの目的の達成するために可能な限り厳密に調整されているとの理事会の判断が必要となります。この規定に従って仕様またはポリシーを採択するうえで、 ICANN 理事会は、仕様またはポリシーを一時的に採択する期間を提示し、仕様またはポリシーを一時的に採択する理由の詳しい説明と、ポリシーについてインターネット関係者のコンセンサスによる支持を得なければならないと理事会が信じる根拠と共に、評価と見直しのために事案を適切な支持組織に 即座に委ねるものとします。仕様またはポリシーの採択期間が 90 日を超えた場合、 理事会は、サブセクション 4.3.1 で規定された基準を満たす時点まで当該仕様またはポリシーの有効性を維持するために、合計で 1 年を超えない期間において、 90 日ごとに一時的な採択を再確認するものとします。理事会が設定した 一時的採択期間内にサブセクション 4.3.1 で規定された基準が満たされない場合、 または付託を受けた支持組織協議会が一時的な仕様またはポリシーを投票により否決した場合、そのような仕様またはポリシーは「コンセンサス ポリシー」ではなくなります。

4.3.5 本契約のすべての目的を満たすため、本契約の発効日以前に ICANN 理事会 によって採択されたものとして ICANN の Web サイト( www.icann.org/general/consensus-policies.htm )において本契約の発効日時点 で公開されているポリシーは、「コンセンサス ポリシー」と同様に扱い、同様 の効力を持つものとし、サブセクション 4.3.2 に規定する見直しの対象とはならないものとします。

4.3.6 ICANN 理事会が本契約期間中にサブセクション 4.3.1 に従って仕様またはポリシーを採択した際、 ICANN がまだその付随定款に従って独立審査パネルを設置していない場合は、サブセクション 4.3.2 で規定された見直しの要請期限である 15 営業日を、当該独立審査パネルの設置後の 15 営業日まで延長し、 「レジストラ」 は、その間に、仕様またはポリシーの遵守義務を負わないものとします。

4.4 許容準拠期間 。「レジストラ」がサブセクション 4.3 の仕様またはポリシー採択の 通知を電子メールで受け取り、 ICANN の Web サイト ( <www.icann.org/general/consensus-policies.htm> )にその旨が公開された後、緊急 事態の発生を考慮し、仕様またはポリシーを遵守するまでに妥当な猶予期間が「レジストラ」に与えられるものとします。

5. 雑則。

5.1 特定履行 。本契約の有効期間、いずれの当事者も、以下のセクション 5.6 に従って、 本契約の任意の規定の特定履行を要請することができます。ただし、この場合、当該履行を要請する当事者による重大な義務違反がないことを条件とします。

5.2 「レジストラ」 による契約の終了 。 「レジストラ」は、契約期間が満了する前に、書面による 30 日前の通知を ICANN に提出することによって本契約を終了 することができます。「レジストラ」によってそのような終了が行われた場合、「レジストラ」は、本契約に従って ICANN に支払われた手数料の払い戻しを受けることはできません。

5.3 ICANN による契約の終了 。 ICANN は、次のいずれかの場合、契約期間が満了する前に契約を終了することができます。

5.3.1 「レジストラ」の認定申請または申請の付属資料に重大な不実表示、重大な誤りまたは、著しく誤解を与える表現があった場合。

5.3.2 「レジストラ」が以下に該当する場合。

5.3.2.1 金融活動に関連して重罪またはその他の重大な犯罪で管轄裁判所から有罪判決を受けた場合や、詐欺または受託者の義務違反を犯したとの判決を管轄裁判所から受けた場合、あるいは、これらの犯罪と実質的に同等であると ICANN によって合理的に見なされる判決を受けた場合。

5.3.2.2 不誠実行為または他者の資金の不正使用を伴う行為について、その本居の政府によって懲戒を受けた場合。

5.3.3 「レジストラ」の役員が金融活動に関連して重罪または軽罪の有罪判決を受けたり、詐欺または受託者の義務違反の判決を受けたり、あるいは、これらの 犯罪と実質的に同等と ICANN によって合理的に見なされる判決を受けた場合に、 かかる状況であっても当該役員が排除されない場合。本契約の履行に際し、「レジストラ」は、「レジストラ」の役員名リストを ICANN に提供するものとします。 また、「レジストラ」は、役員リストを変更した場合 30 日以内に ICANN にその旨を通知するものとします。

5.3.4 ICANN が「レジストラ」に対して本契約違反通知を送付した後 15 営業日以内にその違反を是正しない場合(「レジストラ」がサブセクション 4.3.2 に従ってコンセンサスの有無の見直しを要請しているか、または見直しをするための猶予期間が残っている場合に、本契約期間中に ICANN が採択したポリシーの遵守義務を免れている場合を除く)。

5.3.5 「レジストラ」が、サブセクション 5.1 および 5.6 の下で、特定履行を認める裁定に従わない場合。

5.3.6 インターネットの安定性や運用整合性を危険にさらすものであると ICANN が合理的に判断した場合に、「レジストラ」がかかる判断についての通知を受け取ってから 3 日経過しても、このような危険行為を止めない場合。

5.3.7 「レジストラ」が破産または支払い不能に陥った場合。

ICANN は、前述のサブセクション 5.3.1 ~ 5.3.6 に該当する状況の場合、「レジストラ」に対する書面による 15 日前の通知によって本契約を終了することができます(サブセクション 5.3.4 に示すように「レジストラ」が是正しなかった場合)。その間、「レジストラ」は、本契約の終了の妥当性を裁定するための仲裁手続きをサブセクション 5.6 に従って開始することができます。インターネットの安定性または運用整合性を危うくすると ICANN によって合理的に判断される行為を「レジストラ」が行い、通知受け取り後も即座に是正しない場合、 ICANN は、サブセクション 5.6 の特定履行または差し止め救済の延長申請を保留し、本契約を 5 営業日の間一時停止することができます。また、前述のサブセクション 5.3.7 に該当する状況が発生した場合、「レジストラ」に通知を送付し即座に本契約を終了することができます。

5.4 契約期間、更新、更新契約を代替する権利 。本契約は、発効日をもって有効となり、 中途終了されない限り、満了日まで当初の期間持続するものとします。その後、「レジストラ」が認定継続を求める場合は認定更新を申請することができます。更新資格を得るには、その時点で有効な認定基準に基づいて ICANN 採択の仕様またはポリシーを遵守し、本契約で規定された義務(改訂される場合があります)を履行し、また、サブセクション 2.3 およびサブセクション 4.3 に従って ICANN が採択したその時点でのレジストラ認定契約の条項(本契約の条項とは異なる場合があります)に従うことに同意する必要があります。認定の更新に関連して、「レジストラ」は、その時点におけるレジストラ認定契約に署名することによって、当該認定契約の条項に同意することを確認するものとします。本契約の期間中に ICANN が、認定したレジストラに適用される最新 のレジストラ認定契約書を Web サイトに掲載した場合、「レジストラ」は、(( 1 )是正されていない違反についての通知、または( 2 )前述のサブセクション 5.3 に記載した本契約の終了通知を受け取っていないことを前提とします) は、 ICANN に対して書面通知を送付することによって、本契約に代わってこの最新の契約を締結することができます。そのような選択が行われる場合、「レジストラ」および ICANN は Web サイトに掲載された最新の規定を含む新しい認定契約に直ちに署名するものとします。この代替契約の期間は Web サイトに掲載された最新の契約に規定された期間とし、本契約の発効日にそのような契約が開始されたものとして計算されます。新しい契約への署名をもって本契約は終了されたものと見なされます。

5.5 「レジストラ」に認定される TLD の追加および削除 。「レジストラ」は、発効日に、 両当事者が署名した本契約の付属文書において規定されている各 TLD についての認定を受けるものとします。本契約の期間中、「レジストラ」は、追加する TLD に関する ICANN が規定した形式の付属書類に署名し、かかる付属書類を ICANN に提出することによって、追加 TLD に関する認定を請求することができます。 ICANN は、この請求に同意する場合、追加の付属書類に署名し、その写しを「レジストラ」に返送します。その後、相互の署名が入った付属書類は、本契約書の付属書類となります。本契約の期間中、「レジストラ」は、認定を放棄する TLD を指定した書面通知を ICANN に送付することによって、本契約の下での任意の TLD についての認定を放棄できます。ただし、その後も、「レジストラ」が、本契約の下で少なくとも 1 つの TLD についての認定を保持していることを条件とします。この認定放棄は、通知送付の 30 日後に効力を発するものとします。

5.6 本契約下における紛争の解決 。本契約の下で、またはこれに関連して発生した紛争は、( 1 ) ICANN が「レジストラ」の認定を更新しなかったことにより発生した紛争 および( 2 )特定履行の要請を含め、アメリカ仲裁協会( AAA )の国際仲裁規則に基づき、 管轄裁判所または、いずれかの当事者が選択した裁判所において本サブセクション 5.6 の規定に従って仲裁を行うことにより解決するものとします。仲裁は、米国カリフォルニア州のロサンゼルス郡において英語で行うものとします。仲裁人は 3 人とします。各当事者がそれぞれ 1 人の仲裁人を選定し、これら 2 人の仲裁人が 3 人目の仲裁人を選定できない場合、 3 人目の仲裁人は AAA が選定します。各当事者は、裁定費用を等分に負担しますが、 AAA の規定に従い、裁定の中で費用を再配分する仲裁人の権利に従うものとします。両当事者は、仲裁に関する自らの弁護士費用をそれぞれ負担し、仲裁人は、その裁定に関連する弁護士費用を再配分することはできません。仲裁人は、仲裁のための聴聞会が終わってから 90 日以内に裁定を下すものとします。「レジストラ」が ICANN による本契約の終了の妥当性、または新しい登録名の「レジストラ」による作成権利が保留されたこと、あるいは前述のセクション 2.1 の登録名の管理移動の開始権利が保留されたことの妥当性を争うための仲裁を開始する場合、「レジストラ」はそれと同時に、裁定が下されるまで契約解除を停止または保留する請求を仲裁パネルに対して行うことができます。仲裁パネルは次の場合に停止を命じることができます。( i )運用の継続が消費者または公益に無害であることが「レジストラ」によって証明されるか、または( ii )裁定が下されるまで「レジストラ」の業務の管理を担当する認定された第三者が仲裁パネルによって任命された場合。前述の( ii )項の推進のため、かかる仲裁パネルには、「レジストラ」の要請があった場合、および仲裁パネルが妥当と判断した場合、「レジストラ」の業務を管理する認定された第三者を指名するために必要なすべての権限が与えられます。当該第三者の選定にあたり、仲裁パネルは、「レジストラ」が明示した希望を考慮しますが、これに制約されないものとします。「レジストラ」が、仕様またはポリシーがコンセンサスによって支持されているという理事会の決定を認める独立審議パネルの裁定に異議を唱える仲裁を開始する場合、「レジストラ」はそれと同時に、裁定が下されるまでポリシー遵守の強制の停止を仲裁パネルに対して請求することができます。当該請求の有効性は、裁定が下されるか、仲裁パネルが ICANN による当該停止の解除要求を認めるまで維持されるものとします。本契約に関して ICANN が関係する訴訟(仲裁を選択するか、仲裁裁定を施行するかに関係なく)はすべて米国カリフォルニア州ロサンゼルス郡の裁判所を専属管轄および裁判地とします。ただし、各当事者は、そのような裁判所の判決を任意の管轄裁判所において執行する権利も有します。仲裁を支援し、仲裁の保留期間中に当事者の権利を維持することを目的として、当事者は、仲裁係争中に一時的または仮の差し止め救済を、仲裁パネルに対して、または米国カリフォルニア州ロサンゼルス郡の裁判所において要求する権利を有します。これによって、本仲裁契約が放棄されたとは見なされないものとします。

5.7 本契約違反に対する金銭的救済の制限 。本契約への違反に対する ICANN 金銭的な責任の総額は、本契約のサブセクション 3.9 に従って「レジストラ」が ICANN に支払った認定料金の額を超えないものとします。本契約への違反に対して「レジストラ」が ICANN に負う金銭的な法的責任は、本契約で ICANN に支払うべき認定料金に制限されます。ただし、本契約の解釈、弁護士費用、スタッフ時給、「レジストラ」が本契約を遵守するために払うべき正当な努力に関連するその他の費用を含む合理的かつ直接的な費用について ICANN に支払うべき合理的な額、あるいは、かかる行為によって登録名保有者およびインターネット コミュニティに及ぼす悪影響に対応またはそのような悪影響を緩和するために ICANN が要した費用に関して誠実な意見の相違がある場合は この限りではありません。故意に重大な契約違反を繰り返した場合、「レジストラ」は、 ICANN の執行費用の最大 5 倍の制裁金を支払うものとしますが、それ以外の場合には、 いずれの当事者も、本契約の違反についていかなる特別損害、間接損害、付随的損害、懲罰的損害、派生的損害に対して責任を負わないものとします。

5.8 ICANN による「レジストラ」提供データの扱い 。 ICANN は、「レジストラ」から個人情報を受け取る前に、「レジストラ」に対し、 ICANN が個人情報を使用する目的と条件を書面によって指定します。 ICANN は、かかる目的および条件を随時改訂し、その規定を「レジストラ」に通知します。これらの規定は、「レジストラ」への通知後 30 日以降に発効するものとします。 ICANN は、「レジストラ」から提供された 個人情報を、個人情報の提供時の規定と矛盾する目的や条件の下で使用することはありません。 ICANN は、規定と矛盾する目的のために第三者によって個人情報が利用されるのを回避するための合理的な措置をとるものとします。

5.9 譲渡:所有権または管理の変更 。

5.9.1 いずれの当事者も、他方当事者の書面による同意を得ることなしに、本契約を譲渡することはできません。かかる同意は不当に留保されてはなりません。

5.9.2 エンティティが「レジストラ」の株式、資産、業務における支配権を取得する限りにおいて、「レジストラ」は、当該取得から 30 日以内に ICANN に通知するものとします。かかる通知には、「レジストラ」がその時点で有効な認定基準に基づいて、 ICANN によって採択された仕様またはポリシーを遵守しており、本契約の義務を履行していることを確認する記述を含めるものとします。当該通知から 30 日以内に、 ICANN は、本契約の遵守を確証しようとする「レジストラ」に対して追加情報を要求することができます。この場合、「レジストラ」は要求された情報を 15 日以内に提供する必要があります。「レジストラ」の継続認定に関する紛争は、サブセクション 5.6 に従って解決するものとします。

5.10 受益者である第三者の不在 。本契約は、 ICANN または「レジストラ」のいずれも、 本契約書の当事者以外の者(登録名保有者を含む)に対して、何らかの義務を創出するものと解釈されないものとします。

5.11 通知、指示、指定 。サブセクション 4.4 に規定されている場合を除き、本契約に基づいて行われるべきすべての通知は、かかる当事者が書面にて住所の変更通知を行っている場合を除き、以下の適切な当事者の住所宛に書面で行われるものとします。各当事者は、 連絡先情報の変更から 30 日以内にその旨を他方当事者に通知します。本契約において必要とされるすべての通知は、手交されたとき、送達確認の受領と一緒にファックスで送付されたとき、国際的に定評ある急送宅配便によって配達されたときに適切に送達されたものと見なされます。本契約に基づいて ICANN によって行われる指名および指定は、書面通知が「レジストラ」に送付されたと解釈された時点で発効するものとします。

IICANN に対する場合の宛先は次のとおりとします。

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers
12025 Waterfront Drive, Suite 300
Los Angeles, California 90094-2536 USA
Attention : レジストラ認定通知
電話 : 1/310/823-9358
ファックス : 1/310/823-8649

「レジストラ」に対する場合の宛先は次のとおりとします。

[ レジストラ名 ]
[ 宅配住所 ]
[ 郵便住所 ]
気付 : [ 担当者 ]
「レジストラ」 Web サイトの URL:[URL]
電話 : [ 電話番号 ]
ファクシミリ : [ ファックス番号 ]
電子メール : [ 電子メール アドレス ]

5.12 日付と時刻 。本契約またはその履行に関するすべての日付と時刻は、米国カリフォルニア州ロサンゼルスの日付と時刻に基づいて計算されます。

5.13 言語 。本契約の下では、通知、指名、指定はすべて英語で行うものとします。

5.14 修正条項と放棄 。本契約またはその条項の修正、補足、変更は、両当事者が署名した書面によるものでない限り、法的拘束力を有しません。本契約の条項の放棄は、当該条項の遵守を放棄する当事者が署名した書面によって確証されない限り、法的拘束力を有しません。本契約のいずれの条項の放棄も、本契約のその他の条項の放棄と解釈してはならず、また、明示的な別段の規定がない限り、かかる放棄は継続的放棄を構成するものではありません。

5.15 副本 。本契約では複数の副本が作成され署名される場合がありますが、いずれの副本も原本と見なされ、かかる副本のすべてが単一かつ同一の法律的文書を構成するものとします。

5.16 完全な合意 。 ( a )両当事者によって同時に署名された書面による合意で明確に規定されている場合を除き、または( b )「レジストラ」がその認定に関連して ICANN に提供した書面による保証の範囲を超える場合を除き、本契約(契約を構成する付属書類を含む)は、「レジストラ」の認定に関連する当事者間の完全な合意を構成し、その主題に関連して両当事者の間でこれまで取り交わされた、口頭または書面による合意事項、了解事項、交渉事項、協議事項すべてに優先します。

以上の証として、両当事者は、正当な権限を有する代表者に本契約書 2 部に署名させました。

ICANN

署名 : カート・ J ・ プリッツ

サービス担当上級副社長

[ レジストラ ]

署名 :

氏名 :

役職 :

Domain Name System
Internationalized Domain Name ,IDN,"IDNs are domain names that include characters used in the local representation of languages that are not written with the twenty-six letters of the basic Latin alphabet ""a-z"". An IDN can contain Latin letters with diacritical marks, as required by many European languages, or may consist of characters from non-Latin scripts such as Arabic or Chinese. Many languages also use other types of digits than the European ""0-9"". The basic Latin alphabet together with the European-Arabic digits are, for the purpose of domain names, termed ""ASCII characters"" (ASCII = American Standard Code for Information Interchange). These are also included in the broader range of ""Unicode characters"" that provides the basis for IDNs. The ""hostname rule"" requires that all domain names of the type under consideration here are stored in the DNS using only the ASCII characters listed above, with the one further addition of the hyphen ""-"". The Unicode form of an IDN therefore requires special encoding before it is entered into the DNS. The following terminology is used when distinguishing between these forms: A domain name consists of a series of ""labels"" (separated by ""dots""). The ASCII form of an IDN label is termed an ""A-label"". All operations defined in the DNS protocol use A-labels exclusively. The Unicode form, which a user expects to be displayed, is termed a ""U-label"". The difference may be illustrated with the Hindi word for ""test"" — परीका — appearing here as a U-label would (in the Devanagari script). A special form of ""ASCII compatible encoding"" (abbreviated ACE) is applied to this to produce the corresponding A-label: xn--11b5bs1di. A domain name that only includes ASCII letters, digits, and hyphens is termed an ""LDH label"". Although the definitions of A-labels and LDH-labels overlap, a name consisting exclusively of LDH labels, such as""icann.org"" is not an IDN."