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すべてのgTLDにおけるIGOおよびINGO識別子の保護ポリシー

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すべての翻訳されたコンテンツおよび文書の英語版が公式版であり、英語以外の言語の翻訳版は情報提供のみを目的として作成されたものです。

  1. 範囲

    本コンセンサスポリシーは、2014年4月30日のICANN理事会で採択された、赤十字、国際オリンピック委員会(IOC)、国際政府組織(IGO)、国際的非政府組織(INGO)の特定名称の保護に関する分野別ドメイン名支持組織(GNSO)のポリシー勧告に対応するもので、政府諮問委員会(GAC)からICANN理事会への助言に矛盾するものではありません。

  2. 本ポリシーの施行日

    2.1. 赤十字、IOCおよびIGOについては、2018年8月1日を以って、すべてのgTLDレジストリオペレータおよびICANN認定レジストラに適用されます。

    2.2. INGOについては、INGOクレームシステム仕様のリリースから12か月後に、すべてのgTLDレジストリオペレータおよびICANN認定レジストラに適用されます。

  3. 定義。本ポリシーの目的上、次の定義が適用されます。

    3.1. 予約とは、登録を差し控えるか、レジストリオペレータに割り当てることを意味します。ただし、第三者への登録、DNSの委譲、使用、アクティベーション、TLD内での文字列の追加は行いません。

    3.2. INGOクレーム通知とは、関連するINGOの情報を含む通知を意味します。レジストラは、この通知をドメイン申請者に表示し、申請されたドメイン名がINGO識別子リストの名前と完全に一致することを通知します。

    3.3. INGOクレームサービスとは、申請中のドメイン名がINGO識別子リストのINGO名に完全に一致することをドメイン名申請者および関連するINGOに通知するプロセスを意味します。

    3.4. INGOクレームシステムとは、契約当事者がINGO識別子リストに対応するDNSラベルのデータベースにアクセスし、関連するプロセスに登録情報を提供するためのシステムを意味します。

    3.5. INGO識別子リストとは、保護対象のINGOおよび対応するDNSラベルのセカンドレベルの完全名を含むリストを意味します。これらの名前およびラベルは、90日間のINGOクレーム通知プロセスの対象になります。

    3.6. 赤十字、IOCIGOの識別子リストとは、保護対象の赤十字、IOCおよびIGO組織と対応するDNSラベルのセカンドレベルの完全名を含むリストを意味します。本ポリシーに基づき特定の保護を行うために使用されます。

    3.7. 本ドキュメントのキーワード「必要があります」、「禁止されています」、「すべき」、「すべきでない」、「できます」は、RFC2119(http://www.ietf.org/rfc/rfc2119.txt)の規定どおりに解釈されます。

  4. セカンドレベルでの赤十字、IOCIGOの完全名の登録

    4.1. 予約。すべてのgTLDレジストリオペレータは、登録予約を行うか、赤十字、IOC、IGOの識別子リスト(gTLDの登録名1 を参照)に記録されている識別子のDNSラベルに対応するセカンドベルドメイン名をレジストリオペレータに割り当てる必要があります。TLDレジストリオペレータとしてのレジストリオペレータの指定が完了すると、このような保護対象識別子は、ICANNの指定に従って譲渡されるものとします。レジストリオペレータは、ICANN認定レジストラを利用することなく、そのような名前を自らに割り当て、更新することができます。この行為は、本契約のセクション6.1の目的でのトランザクションと見なされません。

    4.2. gTLDの既存の登録本コンセンサスポリシーの施行前あるいは赤十字、IOC、IGOの識別子リストにラベルが追加される前に、ドメイン名(赤十字、IOC、IGOの識別子リストと完全に一致する名前を含む)が登録された場合、レジストリオペレータはドメイン名の更新およびドメイン名の譲渡を許可する必要があります。赤十字、IOC、IGOの識別子リストにラベルが追加される前に、ドメイン名(赤十字、IOC、IGOの識別子リストと完全に一致する名前を含む)が登録され、削除された場合、レジストリオペレータは登録用にドメイン名を予約するか、ドメイン名をレジストリオペレータに割り当てる必要があります。

    4.3. 赤十字、IOCIGO組織による登録赤十字、IOCおよびIGO組織は、自身の識別子に一致するドメイン名の登録を申請できます。それ以外の場合、本ポリシーに従ってセカンドレベルでの登録を差し控えることができます。レジストリオペレータおよびレジストラは、赤十字、IOCおよびIGO組織が予約名を登録するための手段を提供する必要があります。2

    4.4. 赤十字、IOCおよびIGOの識別子リストの変更: ICANNからレジストリオペレータに10日前に通知することにより、赤十字、IOC、IGOの識別子リストに名前を追加したり、リストから名前を削除することができます。ICANNは、gTLDの予約名に関する赤十字、IOC、IGOの識別子リストの変更提案についてGACおよびGNSOと協議を行います。

  5. セカンドレベルでのINGOクレームサービス

    範囲。INGOクレームサービスは、本コンセンサスポリシー施行後に委任されたgTLDにのみ適用されます。レジストリオペレータおよびレジストラは、INGO識別子リストと完全に一致するINGO名および対応するDNSラベルに対して、INGOクレームシステム仕様3 に基づいてINGOクレームサービスを提供する必要があります。INGO識別子名および対応するDNSラベルについては、INGO識別子リストをご覧ください。4.

    5.1. INGOクレームサービス

    5.1.1. 一般登録6 の期間中にドメイン名が登録に利用できない場合、レジストリオペレータは最初の90日間INGOクレームサービスを提供し、この間にドメイン名を登録に利用できるようにするか、有効な割り当て5 を行う必要があります。

    5.1.2. 登録プロセスで登録を行う前に、レジストラはドメイン申請者にINGOクレーム通知を提示し、登録申請された名前がINGO識別子リストの名前と完全に一致し、ICANNのすべてのgTLDにおけるIGOおよびINGOの保護ポリシーの対象になる可能性があることを通知する必要があります。

    5.1.3. レジストラは、クレーム通知情報を含むINGOクレーム通知をドメイン名申請者に明確に提示し、登録を継続するかどうかを確認する必要があります。

    5.1.4. レジストラは、ドメイン申請者に費用負担をかけることなく、登録申請時にリアルタイムでINGOクレーム通知を提示する必要があります。また、INGOクレーム通知は、付録A「INGOクレーム通知」に規定されている形式にする必要があります。

    5.1.5. INGOクレーム通知では、ドメイン申請者が自身の意思で登録継続の確認を行えるようにする必要があります(たとえば、承諾チェックボックスをオフにしておくなど)。

    5.1.6. レジストラは、ドメイン申請者にINGOクレーム通知を英語および登録契約の言語で提示する必要があります。

    5.1.7. 登録時に、レジストリオペレータは、INGOクレームシステムで当該名称が登録されたことをINGOクレームシステムで通知する必要があります。この操作を行うと、INGOクレームシステムが関連するINGOに通知を送信し、名前が登録されたことを通知します。INGO登録名通知の例については、付録Bをご覧ください。

    5.1.8. INGOクレーム期間中に、レジストリオペレータがTLDのドメイン名の有効な割り当てにIDNバリアントポリシーを設定した場合、レジストリオペレータは、バリアントセットのすべてのラベルに通知を行う必要があります。

    5.1.9. レジストリオペレータは、INGOクレームサービスの提供前にINGOクレームシステムとの統合テストを完了する必要があります。

    5.1.10. INGO識別子リストの変更。INGO識別子リストに名前が追加されたり、リストから名前が削除される場合があります。ICANNは、INGO識別リストのINGO名に対する変更提案について国連経済社会局と協議を行います。

付録

付録A:ドメイン名申請者に表示されるINGOクレーム通知

このINGO(国際的非政府組織)クレーム通知は、INGO識別子リストにある1つ以上のINGO名に完全に一致するドメイン名を申請された組織の方にお送りしています。

使用目的および以下のリストのレコードとの重複のため、ドメイン名を登録できない場合があります。

以下の情報をよくお読みください。ご不明な点がありましたら、弁護士または法律の専門家にご相談ください。

この登録を継続し、申請されたドメイン名を使用すると、当該名称を所有するINGOの法的権利を侵害することになります。この登録を継続した場合、本通知を受信し、内容を理解した上で当該侵害行為を行ったものと見なされます。INGOクレームリストに次のレコードが登録されています。

INGO正式名:<ingoNotice:ingoName>
INGO名称(英語):<ingoNotice:ingoEnglishName>
INGO URL: <ingoNotice:ingoURL>

INGO正式名:<ingoNotice:ingoName>
INGO名称(英語):<ingoNotice:ingoEnglishName>
INGO URL: <ingoNotice:ingoURL>7

付録B:保護対象組織に送信されるINGO登録名通知

एक उदाहरण 様

この登録名通知は、INGO識別子リストのINGOレコードが次のドメイン名に一致し、ドメイン名が登録可能になってから最初の90日間にドメイン登録を行った組織の方にお送りしています。

INGO正式名:एक उदाहरण

INGO名称(英語):Example One

ドメイン名:exampleone.example

作成日:2013-09-16T14:21:26.648Z

注:これらの1つ以上のドメイン名が登録できなくなる場合があります。ドメイン名はいつでも削除できます。また、登録後最初の5日間に削除したドメイン名は、すぐに登録できるようになります。このような場合、複数の登録名通知を受信することがあります。

詳細については、該当するレジストリでドメイン名の登録データディレクトリサービス(Whois)レコードを確認してください。gTLDレジストリのリストとWhoisのリンクについては、https://www.icann.org/en/resources/registries/listingをご覧ください。

実装に関する注記

  1. DNSラベルの変換ルール

    DNS認定文字のフレームワークに準拠していない保護対象識別子は、文字、数字、ハイフンのみを含むDNSラベルに変更されます。赤十字、IOC、IGO、INGOの識別子リストにある一部の名称に、国際化ドメイン名で使用される代替言語の文字や空白、スペースが含まれている場合がありますが、これらの文字はDNSラベルに使用できません。このような名前をDNS認定文字に変換するために、DNS変換ルールが作成されました。たとえば、「Africa Unite」は「africa-unite」あるいは「africaunite」に変換されます。また、「Olímpico」は「xn--olmpico-8ya」に変換されますが、「olimpico」には変換されません。DNSでは、ラベルの長さも制限されています。このため、ラベルが制限文字数を超えている場合、DNSラベルは保護対象識別子に割り当てられません。たとえば、保護対象組織である「Chamber of Commerce, Industry and Production of the Argentine Republic」の場合、「chamberofcommerceindustryandproductionoftheargentinerepublic」は60文字で、INGOクレームで認められますが、「chamber-of-commerce-industry-and-production-of-the-argentine-republic」は69文字で上限の63文字を超えているため、認められません。

    1.1. 赤十字、IOC、IGO、INGOの識別子とDNSラベルの一致.本ポリシーのセクション1、2または3の規定に基づき、保護対象識別子は次のルールに従ってDNSラベルに変換されます。

    1.1.1. 識別子はUTF-8形式の小文字に変換されます。先頭および末尾のハイフンは削除され、正規化フォームCに合わせて正規化されます。8

    1.1.2. 変換後の文字列が有効なLDH9 DNS ラベル10 になった場合、それ以上の変換は不要なため、この文字列が最終的なDNSラベルになります。文字列がUS-ASCII文字のみで構成されている場合、次の2つの方法でラベルが生成されます。(1) LDH以外の文字を削除する (2) LDH以外の文字をハイフンで置換するいずれの場合も、連続するハイフンは1個のハイフンに置換されます。

    1.1.3. 文字列が有効なUラベルの場合、11 DNSラベルが対応するAラベルになります。12

    1.1.4. 文字列がUS-ASCII文字のみで構成されていない場合、次の2つの方法でプレラベルが生成されます。(1) 無効なIDNA2008文字を削除する (2) 無効なIDNA2008文字をハイフンで置換するいずれの場合も、連続するハイフンが1個のハイフンに置換され、Aラベル形式に変換されます。

    1.1.5. これ以外の場合、あるいはこのアルゴリズムで生成された文字列の長さが1~63文字の間でない場合、DNSラベルは生成されません。

  2. DNSラベル形式

    2.1. 変換後のDNSラベルは、ICANNからレジストリオペレータに機械可読形式で提供されます。これらのラベルは、レジストリオペレータが登録を行う際に必要になります。

    2.2. リストに対する変更プロセスをスムーズに行うため、ICANNはレジストリオペレータへの通知を2つ以上に分けるか、データフィールドに次のような注釈を付けます。i) リストにDNSラベルを追加 ii) リストからDNSを削除

  3. INGO識別子リストのソース

    3.1. INGO識別子リストにある名称は、国連経済社会局が国連経済社会理事会を通じて提供します。13

  4. 権利保護メカニズム要件の適用範囲

    4.1. 権利保護メカニズム要件14 (RPM)のセクション2.4.3は、赤十字、IOC、IGOの識別子リストに登録されている識別子に対応するセカンドレベルドメイン名に適用されません。

背景

このポリシー策定プロセス(PDP)は、赤十字やIOCなどの特定のIGOおよびINGOの識別子を保護するポリシー勧告の策定を目的に開始しました。

本コンセンサスポリシーは、2014年4月30日のICANN理事会で採択されたポリシー勧告に対応するもので、GACの助言に矛盾するものではありません(https://www.icann.org/resources/board-material/resolutions-2014-04-30-en#2.aを参照)。GACの助言と矛盾する未解決の勧告については、ICANN理事会、GAC、GNSO間の調整が済み次第、適宜解決していきます。

採択された勧告は、赤十字、IOC、IGOの特定の名称に対するトップレベルとセカンドレベルでの保護(関連する保護対象組織に除外手続きの設計)、INGOの特定の名称に対するトップレベルでの保護、INGOの他の名称に対するセカンドレベルでの90日間のクレーム通知プロセスに関するものです。

本ポリシーでは、セカンドレベルのDNSレベルに関して契約当事者の要件を提供します。gTLD文字列の委任に関する勧告も採択されています。gTLD文字列の委任に関して、関連する保護対象組織にgTLDが適用されるまで、ICANNは前述の識別子に対応するgTLDを予約する必要があります。


1 予約名のリストについては、こちらをご覧ください。https://www.icann.org/resources/pages/reserved-2013-07-08-en

2 TLDの登録にはレジストリオペレータの登録制限が適用されます。これには、コミュニティベースの資格要件、公益のための誓約、IDNテーブルなどが含まれます。

3 INGOクレーム仕様については、こちらをご覧ください。https://www.icann.org/resources/pages/ingo-claims-system-specification-2018-01-16-en

4 INGO識別子リストについては、こちらをご覧ください。https://www.icann.org/resources/pages/ingo-identifier-list-2018-01-16-en

5 有効な割り当ての定義については、こちらをご覧ください。https://tools.ietf.org/html/draft-ietf-regext-tmch-func-spec.

6 一般登録の定義については、こちらをご覧ください。http://newgtlds.icann.org/en/about/trademark-clearinghouse/rpm-requirements-14may14-en.pdf

7 小なり記号と大なり記号の間の要素は、XML通知で使用されるXML要素で、INGOクレーム仕様で定義されています。XML通知は、レジストラがレジストラントに提示する通知を生成するためにINGOクレームシステムから取得します。

8 The Unicode Consortium、「Unicode Standard Annex #15: Unicode Normalization Forms」(2009年9月)、http://www.unicode.org/reports/tr15/.

9 文字、数字、ハイフン。詳細については、RFC 5890セクション2.3.1(https://tools.ietf.org/html/rfc5890)をご覧ください。

10 詳細については、RFC 1034セクション3.1をご覧ください。https://www.ietf.org/rfc/rfc1034.txt

11 RFC 5890をご覧ください。https://tools.ietf.org/html/rfc5890

12 RFC 5890をご覧ください。https://tools.ietf.org/html/rfc5890

13 UNDESA(国連経済社会局)がINGO(https://www.un.org/development/desa/en/)のECOSOCリスト(https://www.un.org/ecosoc/en/home)を管理しています。

14 権利保護要件については、こちらをご覧ください。http://newgtlds.icann.org/en/about/trademark-clearinghouse/rpm-requirements-14may14-en.pdf

Domain Name System
Internationalized Domain Name ,IDN,"IDNs are domain names that include characters used in the local representation of languages that are not written with the twenty-six letters of the basic Latin alphabet ""a-z"". An IDN can contain Latin letters with diacritical marks, as required by many European languages, or may consist of characters from non-Latin scripts such as Arabic or Chinese. Many languages also use other types of digits than the European ""0-9"". The basic Latin alphabet together with the European-Arabic digits are, for the purpose of domain names, termed ""ASCII characters"" (ASCII = American Standard Code for Information Interchange). These are also included in the broader range of ""Unicode characters"" that provides the basis for IDNs. The ""hostname rule"" requires that all domain names of the type under consideration here are stored in the DNS using only the ASCII characters listed above, with the one further addition of the hyphen ""-"". The Unicode form of an IDN therefore requires special encoding before it is entered into the DNS. The following terminology is used when distinguishing between these forms: A domain name consists of a series of ""labels"" (separated by ""dots""). The ASCII form of an IDN label is termed an ""A-label"". All operations defined in the DNS protocol use A-labels exclusively. The Unicode form, which a user expects to be displayed, is termed a ""U-label"". The difference may be illustrated with the Hindi word for ""test"" — परीका — appearing here as a U-label would (in the Devanagari script). A special form of ""ASCII compatible encoding"" (abbreviated ACE) is applied to this to produce the corresponding A-label: xn--11b5bs1di. A domain name that only includes ASCII letters, digits, and hyphens is termed an ""LDH label"". Although the definitions of A-labels and LDH-labels overlap, a name consisting exclusively of LDH labels, such as""icann.org"" is not an IDN."