コンセンサスポリシーと審査プロセスを含むgTLD契約の契約条件との間の再審
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コンセンサスポリシーの条項 |
gTLD契約の条項 |
再審 |
レジストリサービスの定義: コンセンサスポリシーでは、「レジストリサービス」は定義されません。 |
「レジストリサービス」は、これらの契約で定義されます。 |
これらの2つの文書には一貫性があります。ICANN理事会は、.NET契約におけるレジストリサービスの定義は、利用可能な唯一の定義であり、コンセンサスポリシーが矛盾することがないように、ポリシーの実装に使用するよう指示しています。 |
十分な情報と機密性: TLDレジスト運用者やスポンサー組織は、かかる変更において承認手続きの対象となるかどうかをICANNが評価できるように、変更に関する十分な情報をICANNに提供する必要があります。提供される情報は、外部ユーザーが理解できるように、変更についての技術的な説明と、外部のユーザーへの影響の評価が含まれる必要があります。レジストリ運用者やスポンサー組織が外部の組織や団体からの意見を求めていた場合は、その意見収集のプロセスと結果の詳細もこれらの情報に含める必要があります。本プロセスのこの段階では、これらの情報はICANNスタッフから機密としてみなされます。 |
レジストリ運用者は、ICANNが十分な情報を基に「前審」できるように、ICANNへの通知の際に、提案したレジストリサービスの実施可能性について十分な情報を提供しなければなりません。レジストリ運用者から提供される情報と「機密扱い」とされる情報は、ICANNによって機密として扱われます。レジストリ運用者は、提案されたレジストリサービスの目的とDNSユーザーへの影響を説明するために必要となる情報については、「機密」として扱わないものとします。 |
GNSO勧告とgTLD契約には一貫性があります。機密に関する同じ条項が含まれるポリシー実装とgTLD契約の文言には、より高い透明性があります。 |
専門家の助言: 「ICANNは前審期間中に専門家(守秘義務契約を順守する法人または個人)からレジストリサービスの競合、セキュリティと安定性について「前審」するために助言を求めることができます。ICANNがそのような専門家へ機密情報を開示することを決定する場合、その専門家を証明する情報と、専門家に伝達する情報について、レジストリ運用者(またはスポンサー組織)へ通知するものとしますセキュリティと安定性の検討のために、ICANNは後述のステップ6に記載される専門家の常任パネルから1名の専門家を任命する場合があります。」 |
「ICANNは前審期間中に専門家(守秘義務契約を順守する法人または個人)からレジストリサービスの競合、セキュリティと安定性について「前審」するために助言を求めることができます。ICANNがそのような専門家へ機密情報を開示することを決定する場合、その専門家を証明する情報と、専門家に伝達する情報について、レジストリ運用者へ通知するものとします |
ICANNは、前審期間中に技術団体の任意のメンバーと協議する場合があります。これにより、高い柔軟性と優れた分析が可能になります。これらの2つの文書には一貫性があります。 |
再審: 「GNSOは、ICANNの決定により影響を受ける団体は、ICANN付属定款における既存の再審手続きを利用することを推奨しています。」 |
gTLD契約には、再審についての記載はありません。 |
GNSOの最終報告書に記載され、ICANN定款に記載されている再審プロセスは、レジストリサービス評価ポリシーのセクション3に組み込まれています。 |
契約に基づく決定: 「gTLDレジストリ運用者またはスポンサー組織は、サービスへの変更がICANNとレジストリ運用者との契約に基づく承認を必要とするか否かを決定します。」 |
gTLD契約には、この条項についての記載はありません。 |
gTLDレジストリ運用者またはレジストリスポンサー組織が新しいレジストリサービスを提供することを希望する場合、gTLDレジストリ運用者またはスポンサー組織は、ICANNとの協議の上、提案された変更がICANNとレジストリ運用者との契約に基づく承認を必要とするか否かを決定します。これは、「ICANNとレジストリ運用者またはスポンサー組織との間の合意の下で承認が必要か否かをICANNが評価する」と記載しているGNSOの最終報告書と矛盾していません。 |
競争: GNSOの最終報告書のステップ5には、「ICANNは、変更がレジストラントにサービスを提供するレジストラ間の競争、または特定のドメイン名のレジストラント間の公平な競争につながるかどうかを配慮する必要がある」と記載されています。 |
gTLD契約には、提案された新しいレジストリサービスが重大な競争上の問題を提起するかどうかについて合理的に決定する必要があると記載されています。 |
2つの文書には矛盾がなく、gTLD契約の文言が採用されています。 |