アドバイザリ:2013年レジストラ認定契約(RAA)Whoisの正確性仕様の明確化
発行日:2015年11月16日
2013年レジストラ認定契約のWhois正確性プログラム仕様(以下「仕様」)のレビュー時に、ICANNおよびレジストラステークホルダーグループは、仕様にあるいくつかの用語を明確に定義することに同意しました。このアドバイザリーは、以下のように、これらの明確な定義を提供することを目指しています。
- 仕様に記載されている「検証する(validate)」および「検証(validation)」という用語は、レジストラが、データの形式が、仕様のセクション1(a)-1(e)に記載されているように、標準と一致しているかどうかを確認するプロセスを意味します。
- 仕様に記載されている「確認する(verify)」および「確認(verification)」という用語は、レジストラが、仕様のセクション1(f)に記載されているように、連絡先に問い合わせ、先方からの確認を受けることにより、データの正確性を確認または訂正するプロセスを意味します。
- 誤解を避けるために記すと、登録が更新されたという理由によってのみ登録されている名前が更新されている場合、レジストラは、登録名保有者(異なる場合、アカウント保有者)の連絡先情報を検証または確認する必要はありません。(連絡先情報が大幅に変更された場合、または仕様のセクション4で特定されているような検証または確認を必要とする別の状況が適用される場合、レジストラは必要な措置を講じる必要があります)。
- 登録が新レジストラに移転されており、移転のプロセスが進行中である場合、新レジストラは、仕様のセクション1(f)(i)の検証要件を満たす方法で、登録名所有者またはアカウント保有者から許可用のフォームを介して移転に対する同意を取得します。新レジストラは、契約データに大幅な変更がない場合、検証プロセスを繰り返す必要はありません。
- 「データの形式」の問題として(「データの正確さ」の問題ではなく)ICANNによって処理されるWhois関連の苦情については、レジストラがWhois情報を検証または確認する必要はありません。「データの形式」の問題の例としては、電話番号の国コードが欠落していたり(電話番号にはその国の適切な桁数が含まれている場合でも)、「@」ではなく「(at)」で書かれた電子メールアドレスが含まれます。 このような場合、レジストラはデータの形式の問題を修正する必要がありますが、書式の修正を確認するために登録名保有者に連絡する必要はありません。
- 誤解を避けるために記すと、レジストラは、仕様のセクション1、2、4、および5で必要とされているデータの検証と確認を第三者(たとえば、再販業者)に委託することを許可されていますが、RAAの署名者として、レジストラは、仕様の要件を準拠していることを確認する責任を有します。