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選考委員会 | 運用手続き2015年

2014年11月14日

このページは以下の言語でもご覧いただけます。

目次

  1. 選考委員会の運用手続き
    1. 選考委員会の手続きの変更
    2. 選考委員会メンバーの義務
    3. 選考委員会の欠員と解任
    4. 機密情報の取り扱い
    5. 用語
    6. 組織内部のコミュニケーションと関係
      1. コミュニケーションとミーティング
      2. ボランティアサービス
      3. 議決権があるメンバーと議決権のないメンバー
      4. 情報へのアクセス
    7. 組織外部とのコミュニケーションと関係
      1. 透明性
      2. 募集に関する審議
      3. 一般参加
      4. 機密保持とプライバシー
    8. ICANNディレクター、GNSO評議会メンバー、ALAC委員、およびccNSO評議会メンバーの選出基準
      1. 欠員を補充する地位の役割
      2. ICANNディレクターの選出基準
      3. GNSO、ALAC、およびccNSOの地位に関するその他の注意事項
    9. ICANNディレクター、GNSO評議会メンバー、ALAC委員、およびccNSO評議会メンバーの資格条件
      1. ICANNディレクターの資格条件
      2. GNSO評議会メンバーの資格条件
      3. ALAC委員の資格条件
      4. ccNSO評議会メンバーの資格条件
    10. 候補者の審査
  1. 選考委員会の運用手続き

    1. 選考委員会の手続きの変更

      選考委員会の手続きは、熟慮を重ねて策定されてきました。手続きを設定および公開するにあたって、選考委員会は、効率的かつ効果的にその責務を果たすことができるように、業務の遂行時にその手続きを変更する権利を有しています。選考委員会が、これらの手続きの変更が必要であると結論付ける場合、選考委員会は、選考委員会のWebページに変更内容を表示します。

    2. 選考委員会メンバーの義務

      選考委員会のメンバーは、候補者に関する働きかけ(アウトリーチ)、募集、情報収集に携わることになります。各候補者について送信・収集された情報を検証・熟考し、各候補者に関する審議と、選考委員会が委員を選出する各リーダーシップ組織の要件を満たす候補者名簿の作成の両方へ参加し、選考委員会の電話会議に参加し、最高の候補者グループを選出できるように選考委員会の同僚と誠意を持って協力し、行動規範を遵守することが求められます。

      選考委員会のメンバーは、会議に実際に参加してメンバーと対面することが強く推奨されます。すべてのメンバーが選考会議に参加することを約束しますが、実際に参加できないメンバーは電話会議システムによる参加を検討できます。

    3. 選考委員会の欠員と解任

      選考委員会では欠員が生じる可能性があります。欠員は、残りの就任期間、元々その地位の委員が選出されたのと同じ方法で選出されます。何らかの理由で選考委員会のメンバーが解任された場合、当該メンバーは、選考委員会に関するすべての資料を削除する必要があります。選考委員会のスタッフメンバーが何らかの理由で解任された場合、解任された委員は選考委員会に関するすべての資料を選考委員会の指定された人物に安全に返却する必要があり、その後、選考委員会に関連するすべての資料をあらゆる形式の記録から削除する必要があります。

      支持組織の後援者や諮問委員会によって選定されている場合には、支持組織の後援者や諮問委員会への通知後に、議決権のあるすべての選考委員会のメンバーによる過半数の投票によって、選考委員会のメンバーは、通知後に解任される場合があります。このような状況では、解任の対象となっているメンバーは、その議決に対する議決権は付与されず、過半数となる人数を計算するときの投票メンバーとして計算されることもありません。メンバーを解任するための各投票においては、特定のメンバーに対する解任のみを問う個別の投票にする必要があります。

      選考委員会のスタッフメンバーは、選考委員会の議長によって、 ICANN CEOへの通知後に、解任される場合があります。

    4. 機密情報の取り扱い

      選考委員会の役割と活動の性質から、いくつかの情報(討議など)については機密であることが、そしていくつかの情報(運用手続きなど)については公開することが求められます。

      個人に関係し、名前によって個人を特定するために利用できる、あるいはその他の情報と組み合わることで個人を特定できるあらゆる情報は、物理的あるいは電子的な形態であっても「Confidential:NomCom Sensitive(機密情報:選考委員会の機密情報)」として示されます。選定において候補者の個人情報が、数値やその他の一般に許容される方法で匿名化される場合は、選考委員会の機密情報とは見なされません。しかし、選考で使用される候補者の名前に関連する「重要リスト」は、選考委員会の機密情報と見なされます。

      メンバーは、選考委員会のすべての機密情報を公開しないことに同意します。選考委員会の機密情報へのアクセスは、選考委員会のメンバーと選考委員会の行動規範に署名した選考委員会を支援するICANNのスタッフメンバーのみに厳格に制限されます。メンバーによる秘密保持の義務は、メンバーが辞職した場合や任期満了した後も継続します。

      最大限に実践可能な範囲で、選考委員会の機密情報はICANNの中央リポジトリに保管され、メンバーは読み取り専用でこれらの情報にアクセスできます。情報を保護するためのアクセスコントロールとセキュリティセーフガードは、ユーザー認証、機密情報、およびデータの整合性を保護するためにICANNによって使用される最も厳格な標準に準拠する必要があります。選考委員会の機密情報と非機密情報を識別・区別する機能を実装・配備する必要があります。これにより、選考委員会の機密情報は、保管が必要なファイルを失うリスクを生じさせることなく、毎年の選考委員会の審議の結果の後に廃棄または処分できるようになります。

      選考委員会のメンバーは、毎年の選考委員会の審議の結果の後に、所有、保管、管理している選考委員会の機密情報を処分するための適切なすべての手順を講ずることに同意するものとします。

    5. 用語

      「候補者」という用語は、選考委員会による検討の対象となることに同意し、志願動機書にすべての必要な情報を記載した個人を示します。

      「選択された公認候補者」という用語は、選考委員会によって選択された欠員を補充する地位の候補者を示します。

    6. 組織内部のコミュニケーションと関係

      1. コミュニケーションとミーティング

        選考委員会は、その運営を英語で実施します。

        選考委員会は、その業務を主に電話会議と電子メールを使用して実施します。迅速な意思決定が求められる提案があった場合、選考委員会の作業のためのドラフトの資料は、会議の少なくとも5日前には通常配布される必要があります。

        議長は、選考委員会のメンバーにとって最も適切な方法で、秘密裡にコミュニケーションできる方法を検討します。

      2. ボランティアサービス

        選考委員会のメンバーは、無報酬でボランティアとして業務を行います。その貢献には敬意が払われ、高く評価されます。対面式の会議への参加やアウトリーチイベントへの旅費については、ICANNの旅費の払い戻し規定の適用される条件に従って、選考委員会の議長の承認のもとで、適切かつ必要な費用が払い戻されます。支出の負担について事前に議長の承認を得ていない場合、その他の支出については払い戻されることはありません。引当金は、 選考委員会の電話会議の財政負担を軽減するために提供されます。

      3. 議決権があるメンバーと議決権のないメンバー

        候補者について投票を行う、あるいはメンバー別に投票するリーダーシップチーム(議長、議長エレクト、および共同議長)を除いて、選考委員会の議決権のないメンバーは、議決権のあるメンバーと同等に選考委員会の活動に参加するものとします。

        選考委員会のすべてのメンバーは、すべての議論や審議に参加できます(利害の対立が存在することが判別している場合を除いて)。

      4. 情報へのアクセス

        議長は、候補者のすべての情報を非公開で一元的に保持(中央リポジトリ)します。これらの情報には、利用可能な背景情報、プロフェッショナルな情報、および収集されたすべての情報が含まれます。選考委員会のメンバーは、この中央リポジトリの情報にアクセスできます。中央リポジトリは、選考委員会のメンバーとスタッフの機密であり、そして、業務遂行に関する条件に対して適切である場合、業務の任意の段階を支援するために選考委員会が作業を依頼できる任意およびすべての外部コンサルタントにとっての機密となります。

        選考委員会のプロセスの最終段階で、議長は、 選任されなかった候補者が、次の選考委員会の審議に申請する意思があるかどうかを確認します。また、議長は、臨時に欠員が生じた場合に候補者として申請する意思のある候補者の申請書を保持します。その他の個々の候補者の情報は保持されません。

        内部のコミュニケーションについては、行動規約のポイントCに記載されている規則が適用されます。

    7. 組織外部とのコミュニケーションと関係

      1. 透明性

        透明性と秘密性のバランスをとるために、選考委員会では、プロセスの透明性を確保し、データ(つまり、候補者の情報)の秘密性を維持する原則に従うものとします。選考委員会は、運用手続き、行動規範、および関連文書をICANNのWebサイトの関連するページに公開します。議長は、一般国民に情報が正当に公開され、選考委員会が適宜業務を完了できるように、その他の選考委員会のメンバーとの協議のうえで、候補者推薦に関する公募など、工程、締切、および更新情報を確定して公開します。

        選考委員会は、3回のICANN会議において毎回公開の会議を実施します。

        議長は、選考委員会の正式な代表者となります。

      2. 募集に関する審議

        選考委員会は、募集についてICANNのコミュニティのさまざまな部門と積極的に協議するものとします。連絡先には、インターネット技術タスクフォース(IETF)、Security and Stability Advisory Group(SSAC)、ルートサーバシステム諮問委員会(RSSAC)、地域インターネットレジストリ、アドレス評議会、ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)、国コードトップレベルドメイン(ccTLD)レジストリおよびレジストラ、技術的なリエゾングループ、分野別ドメイン名支持組織(GNSO)の委員会(部会と関係者団体)、国コードドメイン名支持組織(ccNSO)の評議会と部会およびAt-Large諮問委員会(ALAC)が含まれます。望ましいスキルセットについて選考委員会に通知し、更新するための集中的な協議が、選考委員会が部分的に参加する団体で開催されます。

        選考委員会の成功は、意欲があり能力に優れた候補者の積極的な募集に従事する選考委員会メンバーの能力に少なからず依存します。選考委員会は、候補者の申し込みの受け付けについて、容易に利用可能なあらゆる方法を使用して、宣伝および通知するものとします。

        選考委員会のメンバーが最善を尽くして優秀な候補者を特定して募集活動を行うことができるように、選考委員会のメンバーは、選考委員会が部分的に参加する団体に対して、候補者を特定するための行動計画を共有および提示することが求められます。

      3. 一般参加

        選考委員会は、その地位にふさわしい才能と経験を有する人材を見つけるため、選考委員会による進捗と意思決定をコミュニティに通知するため、選考委員会が選択したこれらの地位についてコミュニティの信頼と尊敬を醸成するため、とりわけ、グローバルなインターネットコミュニティ全体を対象に、候補者申込書を公的に受け付けます。

        選考委員会は、優れた候補者を幅広く受け入れるために、潜在的な候補者に関する推薦を積極的に求めるものとします。しかし、推薦は選考委員会による検討において必須ではありません。第三者による推薦の後の自薦は必須です。

        議長は、関連団体が申請を提出するまで最小で60日間の期間を準備します。

        選考委員会は英語で業務を実施していることから、選考委員会へのあらゆる提出物は英語で記載されていることが求められます。

        すべての申請は、送信した人物によって提供される連絡先情報を使用して、適宜通知されます。

        選考委員会は、1方向のコミュニケーション方法(電子メールまたはWebベース)を提供し、一般ユーザーが意見を簡単に提出できるようにし、選考委員会の業務を支援できるようにします。

      4. 機密保持とプライバシー

        選考委員会のすべてのメンバーとスタッフは、候補者に関連する選考委員会内部のコミュニケーションを保護し、プライベートかつ機密情報として厳格に扱い、委員会のメンバーと選考委員会スタッフのみが利用できるようにします。

        選考委員会のコミュニケーションは、選考委員会のメンバーとスタッフに限定され、選考委員会のアシスタントやその他の関係者を含めることはできません。

        選考委員会のメンバーは、候補者に関する議論、審議、記録、および備忘録のいずれも委員会の外部に公開することはありません。さらに、選考委員会のメンバーとスタッフは、候補者による明示的な同意が得られており選考委員会が公開することを全体として決定することがない限り、選考委員会が検討している候補者の個人情報を委員会の外部に公開することもありません。選考委員会は、外部のコンサルタント会社によって候補者を審査する場合や、対面式の面接のための候補者の出張を支援する場合など、特定の目的がある場合に、この規則に対する例外を認めることがあります。候補者の個人情報に関する秘密性は、このような例外的なケースでも保護されます。

        選考委員会は、最終的な決定を行う前に、機密扱いで参照情報を確認し、選択されたサードパーティーソースに諮問する必要があることから、候補者となることを希望する人物は、申請書を提出するときに、秘密保持契約について理解しておくことが求められます。

        選考委員会が、欠員を補充する必要がある地位についての候補者選定を完了した場合には、候補者の信頼性に関するデューデリジェンスの検証を含め、選考委員会は選定された候補者の情報を公開するものとします。

        選考委員会が実施および遵守することを同意したプロセスおよび個々の候補者を特定しない統計情報(たとえば、応募された候補者の数や特性などの情報)は公開される場合があります。

    8. ICANNディレクター、GNSO評議会メンバー、ALAC委員、およびccNSO評議会メンバーの選出基準

      選考委員会は、整合性と能力について極めて高い水準にあり適格な候補者を多数確保できるように、該当するICANNの定款の定義に従って、選択条件と資格を有する期間を適用します。

      適格な多数の候補者から選定するために、選考委員会では、選定プロセスを進めるときに、欠員を補充する地位の役割に関するその他の条件も考慮します。特に、関連するICANN組織との対話から明らかになった望ましいスキルセットが考慮されます。

      このようにして、選考委員会では、特定の個別の利益に先立ってグローバルなインターネットコミュニティの公益を優先させながら、ICANNの運用環境について深い知識を有するあるいは、今後習得することを約束できる個人から、ICANNが確実に利益を得ることができるようにします。選考委員会は、また、ポリシー開発と意思決定のあらゆるレベルにおいて、インターネットコミュニティの機能、地理的、および文化的な多様性を反映できる候補者を求めます。

      欠員を補充する各地位の役割に関する一般情報を以下に記載します。最近の年に関連する詳細な説明については、「リーダーシップポジション」という文書を参照してください。ICANNコミュニティとの協議のうえで、ICANN、支持組織、および諮問評議会のニーズを反映するために、これらの選択基準は毎年更新されます。

      1. 欠員を補充する地位の役割

        選考委員会は、候補者をその地位の役割を十分に考慮して、選定するものとします。

        ICANNのディレクターは、団体として、別途ICANNの定款または付属定款の条項がある場合を除き、 ICANNの権限を行使する、その資産を管理する、および業務の執行と指示について責任を有します。ディレクターは、ICANNに最大の利益がもたらされると合理的に信ずることができる行為を実施する責任がある個人として業務を実施し、ディレクターを選出した団体、雇用主、またはその他の組織や部会の代表者として業務を実施することはありません。[定款条項II、セクション1および条項VI、セクション7]

        GNSO評議会は、GNSOのポリシー作成プロセスの管理に責任を有しています。[定款条項X、セクション3.4]

        ALACは、個々のインターネットユーザーの利益に関する限り、ICANNの活動を検討して助言します。[定款条項XI、セクション2.4]

        ccNSO評議会会は、ccNSOのポリシー作成プロセスの管理に責任を有しています。[定款条項IX、セクション3.8]

        これらのすべての地位について、選考委員会はICANNディレクターに対する定款にある選択条件を適用します[下記を参照]。選考委員会は、GNSO評議会、ALAC、およびccNSO評議会の地位については、 これらの組織の特別や役割を支援するために、 追加の検討事項を利用する場合があります[下記を参照]。

        各地位の条件に関する一般情報を以下に記載します。最近の年に関連する詳細な説明については、「リーダーシップポジション」という文書を参照してください。

      2. ICANNディレクターの選出基準

        「ICANNディレクターには次の条件が求められます。

        1. オープンマインドで優れた判断能力と思いやりがあり、組織の意思決定を果断に実施できるという評価を得ており、整合性、客観性、知性において極めて優秀な人物。

        2. ICANNのミッションとICANNの意思決定がグローバルなインターネットコミュニティに与える潜在的な影響を理解しており、ICANNの成功に尽力できることを約束できる人物。

        3. 本セクションに記載されている他の条件を一貫して満たし、理事会において文化的および地理的な多様性を最も広範に形成できる人物。

        4. gTLDレジストリとレジストラの運用、ccTLDレジストリ、IPアドレスのレジストリ、インターネット技術標準とプロトコル、ポリシー作成手続き、法的な慣例、公共の利益、ビジネス、個人、学術、およびインターネットの非商業のユーザーの全体を、個人的に習熟している人物。

        5. 英語を書くことおよび話すことができ、英語を使って業務を行いコミュニケーションできる人物」[定款条項VI、セクション3.5]

      3. GNSO、ALAC、およびccNSOの地位に関するその他の注意事項

        GNSO評議会、ccNSO評議会、At Large諮問委員会のメンバーの選定基準は、定款では厳格には規定されていませんが、選考委員会は、上記の委員会に対して個人を選択するための選考委員会の意思決定で利用される「規定の経緯」を記述します。[ICANN:改変のためのブループリント、セクション3(2002年6月20日)および最終導入のレポートと推奨事項、セクション3(C) (2002年10月2日)]

        成熟し、経験と知識が豊富であり、業務をこなすスキルがあり、理事会のディレクター、GNSO評議会のメンバー、ccNSO評議会のメンバー、およびALACメンバーの役割を履行するための判断能力を実証している女性と男性を選考委員会は求めています。

        1. GNSOの地位に関するその他の注意事項

          GNSO委員会の地位については、ドメインネームシステムに関するGNSOの業務範囲に関連する経験があると、有利となります。

        2. ALACの地位に関するその他の注意事項

          ALACの地位については、個々のユーザーの興味に関する情報を収集して理解してコミュニケーションしてきた経験とスキルがあると、有利となります。既存のALACメンバーシップで特段反映されていない視点を持っていると、有利になります。ALACに関する選考委員会の選択では、組織の意思決定の分野など、多様なALACのスキルと経験が重視される傾向があります。これまで、これらの選考委員会の選択条件は、あらゆるカテゴリの個人ユーザーの興味を取り入れることにつながっています。

        3. ccNSO評議会の地位に関するその他の注意事項

          ccNSO評議会の地位では、特別な考慮事項は定款には反映されていませんが、ccTLDの経験や知識とグローバルインターネットの重要性に関する問題点を共有していると、有利になります。さらに、ICANNが運用するグローバルな環境に溶け込めること、ccTLDコミュニケーションに特段反映されていない視点を持っていると有利となります。

    9. ICANNディレクター、GNSO評議会メンバー、ALAC委員、およびccNSO評議会メンバーの資格条件

      1. ICANNディレクターの資格条件

        1. 選考委員会は、この文書の上記の基準を適用し、地理、文化、スキル、経験、視点のすべてを考慮してその多様性が確保されたメンバーでICANN理事会が確実に構成されることを求めるものとします。[定款条項VI、セクション2.2]

        2. 選考委員会は、選任によっていずれかの地理的な地域の国の市民であるディレクター(会長を除く)の総数が5名を超えるようになる場合、欠員や任期満了を埋め合わせるために取締役を選出することはありません。また、選考委員会は、各ICANNの地理的な地域の国の市民であるディレクターが常時少なくとも1名は含まれるように選任する必要があります。[定款条項VI、セクション2.2]

        3. 国や条約や国家間の契約によって設立された多国籍組織の役人は、ディレクターになることはできません。本書における「役人」という用語は、公選による公職を有する者(i)、政府や多国籍組織によって募集されており、政府の政策や一般政策を開発したり影響を及ぼしたりすることが主な業務となっている者(ii)を意味します。[定款条項VI、セクション4.1]

        4. いかなる支持組織評議会のいかなる能力(リエゾンを含む)を提供する人物は、理事会のディレクターまたはリエゾンとなることはできません。 [この制約の詳細は、[定款条項VI、セクション4.2]で説明されています。

      2. GNSO評議会メンバーの資格条件

        特定の企業やその他の組織(関連会社や子会社を含む)の2名以上の役員、ディレクター、または従業員が、同時にGNSO評議会の業務を担うことはできません。[定款条項X、セクション3.5]

      3. ALAC委員の資格条件

        選考委員会によって選任されたALACの5名のメンバーには、[定款条項VI、セクション5]に従って定められた5つの地理的地域(ヨーロッパ、アジア/オーストラリア/太平洋諸島、南米/カリブ諸島、アフリカ、北米)のそれぞれの国の市民が1人含まれる必要があります。毎年の選定は、[定款条項XI、セクション2.4(b)]の管理の下で実施されます。

      4. ccNSO評議会メンバーの資格条件

        選考委員会によって選択されたccNSO評議会メンバーについての資格条件については、その他の定款はありません。

    10. 候補者の審査

      選考委員会のプロセスは選挙とは異なりますが、欠員が生じた地位の特定の役割を果たすことができる適任の個人を選択するための周到なプロセスであり、目的は同じです。

      選考委員会は、決定された活動とその工程のスケジュールを選考委員会の Web ページに掲載します。選考委員会は、定款の要件の範囲の元でスケジュールを調整する権利を保持します。選考委員会のスケジュールの調整は、選考委員会のWebページに掲載されます。

      選考委員会のプロセスに関するその他の情報は、Formal Call for Candidatesに含まれ、その後の更新情報は選考委員会のWebページに掲載されます。

      選考委員会は、必要なすべての情報を受け取った後に速やかに記載された申込書に含まれる情報の確認を開始します。

      選考委員会は、申込書と参考資料の内容を検討し、必要に応じてインタビューや会議を実施したり、第三者の情報を検討したりしながら、正当で一貫性のある方法で候補者を審査します。行動規定を順守しながら審査が行われます。いつでも、選考委員会のメンバーとスタッフは、すべての候補者に敬意を払い、思慮のある方法で対応します。

      選考委員会は、選考過程の進捗について、候補者に適宜報告を行います。

      選考委員会の選定で考慮される条件と追加の注意事項については、上記のセクション8を参照してください。セクション9では、資格条件について説明しています。

      組織や団体による是認や署名のリストは適切ではないと、選考委員会の選定では影響力がありません。選考委員会は、あらゆる第三者からの候補者に関する一方的な意見を受け入れることはありません。

      選考委員会は、最終審査段階で検討する候補者について、必要に応じて、相応の注意を払う必要があります。このため、選考委員会は、(申請要求書の質問項目4に示されているように、これらの候補者の同意を得て)秘密裡に、候補者の資格を検証し候補者によって指定されていない他者の意見を考慮します。

      ICANNの各年次会議の開始の少なくとも2か月前には、選考委員会は、ICANNの事務官に、年次会議の終わりから開始される期間に就任するディレクターの選任について、書面による通知を提供するものとします。[定款条項VI、セクション8.3]

Domain Name System
Internationalized Domain Name ,IDN,"IDNs are domain names that include characters used in the local representation of languages that are not written with the twenty-six letters of the basic Latin alphabet ""a-z"". An IDN can contain Latin letters with diacritical marks, as required by many European languages, or may consist of characters from non-Latin scripts such as Arabic or Chinese. Many languages also use other types of digits than the European ""0-9"". The basic Latin alphabet together with the European-Arabic digits are, for the purpose of domain names, termed ""ASCII characters"" (ASCII = American Standard Code for Information Interchange). These are also included in the broader range of ""Unicode characters"" that provides the basis for IDNs. The ""hostname rule"" requires that all domain names of the type under consideration here are stored in the DNS using only the ASCII characters listed above, with the one further addition of the hyphen ""-"". The Unicode form of an IDN therefore requires special encoding before it is entered into the DNS. The following terminology is used when distinguishing between these forms: A domain name consists of a series of ""labels"" (separated by ""dots""). The ASCII form of an IDN label is termed an ""A-label"". All operations defined in the DNS protocol use A-labels exclusively. The Unicode form, which a user expects to be displayed, is termed a ""U-label"". The difference may be illustrated with the Hindi word for ""test"" — परीका — appearing here as a U-label would (in the Devanagari script). A special form of ""ASCII compatible encoding"" (abbreviated ACE) is applied to this to produce the corresponding A-label: xn--11b5bs1di. A domain name that only includes ASCII letters, digits, and hyphens is termed an ""LDH label"". Although the definitions of A-labels and LDH-labels overlap, a name consisting exclusively of LDH labels, such as""icann.org"" is not an IDN."