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選考委員会の基本情報と行動規範(2015年版)

このページは以下の言語でもご覧いただけます。

  1. 序文

    本書は、ICANNの選考委員会の義務と責任に関する重要な情報を選考委員会のメンバーに提供すること、および、選考委員会のメンバーとして各人が下記の行動規範に基づいて義務を誠実に履行する意志を確認することを目的としています。

  2. 基本情報

    1. 選考委員会の存在理由

      ICANNの主要組織の一部メンバーを選出するために選考委員会を用いる最大の理由は、特定の分野の知識と利益を代表する人物と、いかなる利益よりも世界的なインターネットコミュニティの広範な公共利益を優先させる人物との間で均衡を保つためです。選考委員会の役割は、いかなる利益よりも世界的なインターネットコミュニティの広範な公共利益を優先させ、ICANNの使命と環境を熟知している極めて誠実で最高の能力を備えた個人を選出することです。

      この広範な公共性を達成するため、選考委員会のメンバーはICANNおよび世界的なインターネットコミュニティ全体から選出されます。 選考委員会のメンバーは、ICANNの使命およびICANN付属定款に従って選考委員会に与えられた責務の範囲内で、世界的なインターネットコミュニティの利益のためにのみ行動します。選考委員会が合意に基づいて主要組織の候補者リストを作成するのに際しては、個人として行動し、任命した構成員の影響下にありません。

      選考委員会はICANNの理事会、支持組織、諮問委員会とは独立して運営されます。選考委員会による決定が最終的なものであり、承認も批准も必要ありません。

    2. 選考委員会に影響を与える付属定款の重要条項

      選考委員会の権限、責任、および運営については、ICANN付属定款の第VII条に定められています。[https://www.icann.org/resources/pages/bylaws-2012-02-25-ja#VII]

      第VII条、第1項:

      事務総長およびICANNの支持組織によって選出された理事を除いたICANNの全理事を選出する責任を負うICANNの選考委員会を設けるものとし、上記例外を除いた選出はこの付属定款で規定されます。

      ディレクターの選出に関する選考委員会の責任については、下記のとおり付属定款の第VI条、第 2.2項および 3項に別途定められています[https://www.icann.org/resources/pages/bylaws-2012-02-25-ja#VI最終閲覧日:2014年10月17日]。

      2.2.議席1~8を満たす責務を遂行するうえで、選考委員会は、本条の第3項に定める基準に従い、ICANN理事会が全体として地理、文化、スキル、経験、および考え方において多様性が示されるメンバー構成となるよう配慮するものとします。 選考委員会は、空席または任期満了議席を満たすためのディレクターの選出にあたり、いかなる場合も、選出すれば同一の地理的地域(本条の第 5項に規定)内の国出身のディレクターの総数(事務総長を除く)が5名を超えることになるディレクターを選出しないものとします。また、選考委員会はディレクターの選出にあたり、ICANNの地理的地域内の国出身のディレクターが、理事会に常に最低1名含まれるようにするものとします(「多様性の計算」)。

      第3項.ディレクター選出の基準

      ICANNのディレクターとなるための条件は次のとおりです。

      1. 誠実性、客観性、および知性を持つ優れた人物であり、正しい判断力と偏見のない広い心を持ち合わせているという評判、および思慮深い集団での意思決定能力を持つことが証明されていること。
      2. ICANNの使命、およびICANNの決断が世界的なインターネットコミュニティに与える影響を理解し、ICANNの成功に熱意を持っていること。
      3. 理事会において、本項で定められたその他の基準と一致する文化上および地理上の多様性を最大限に広げること。
      4. 全体として、gTLDレジストリとレジストラの運用、ccTLDレジストリ、IPアドレス レジストリ、インターネット技術標準とプロトコル、ポリシー策定手順、法的習慣および公益、さらにビジネス、個人、学界、非営利などのインターネット ユーザーについて、個人的によく理解していること。
      5. 書面および口頭により英語で職務を遂行し、意思疎通できること。
  3. 選考委員会の行動規範

    選考委員会は、ICANNのディレクターやその他重要な諮問委員会のメンバー選出において注目を集める独立した役割を務めるため、ICANNコミュニティの精査の対象となります。 選出作業はその大半が高水準の機密性と必要とするため、特に厳しく調査されます。そのため、選考委員会は、最高水準の個人の誠実さと倫理に従って行動することが期待されます。選考委員会の行動規範として定められた以下のガイダンスには、特定のICANNのポリシーに加えて、これまで策定してきた選考委員会のポリシーも記載されています。

    1. 利益の相反

      2012年5月6日、ICANN理事会は、 ICANNの役員、ディレクター、理事会リエゾン、および主要な職員に適用される利益相反に関するポリシーを採択しました。http://www.icann.org/en/groups/board/governance/coi

      当該ポリシーは次のようにも定めています。「ICANNは今後、ICANN支持組織と諮問委員会、およびその他のICANN組織が、利益相反ポリシーの原則と手法を実践することを必要に応じて検討するよう促します。」

      選考委員会のメンバーは、ICANNの利益相反ポリシーの原則および趣旨を順守することが求められます。 選考委員会のメンバーは、選考委員会の候補者との金銭上のつながりや個人的な金銭以外の優位性など、当該委員会での職務遂行能力に影響する可能性のある(または、影響すると合理的にみなされる)金銭的な関係またはそれ以外の関係を速やかに議長に開示する責任があり、その後の当該候補者に関する審議を忌避しなければなりません。議長は、選考委員会の利益相反小委員会と協議のうえ、当該の利害の対立を解消するために講じるべき措置について、当該メンバーに勧告するものとします。

    2. ICANNの求められる行動基準(採択日:2012年5月6日)

      ICANNの複数の利害関係者によるプロセスに参加する人々(理事会、スタッフ、支持組織と諮問委員会の全関係者など)は、以下のことを約束します。

      • ICANNの付属定款に従って行動すること 参加者は、ICANNの使命の範囲内で、また付属定款に記載されている価値観に則って行動します。
      • ICANNの利益相反ポリシーに従うこと。
      • ICANNコミュニティのすべてのメンバーを、 国籍、性別、人種や民族的な出生、宗教や信念、障害、年齢、性的指向に関係なく平等に扱うこと。ICANNコミュニティのメンバーは、直接の会話でもインターネット上でのやり取りにおいても、礼節をわきまえて互いに接するものとします。
      • ポリシー策定および意思決定のプロセスに参加する際には、合理的かつ客観的で見識に基づいた方法で行動すること。これには、定期的な会議に欠かさず出席すること、また、個人の利益や個人的に取り決めのある人物/団体の利益にかかわらず、全体的なインターネットユーザーにとっての利益とインターネットの固有の識別子システムの安定とセキュリティのみに基づいて独自の判断を下すことが含まれます。
      • ポリシーの問題を検討するのにあたり、すべての利害関係者の意見に耳を傾けること。ICANNは、複数の利害関係者が存在する独自の環境です。ICANNのプロセスへの参加者は、すべての利害関係者の重要性を認識し、その意見を理解しようと努めなければなりません。
      • ICANNの責任の範囲内にある問題の解決策を見いだすため、他の利害関係者と合意を形成できるよう取り組むこと。ICANNのモデルは、ボトムアップ型で合意主義のポリシー策定の方法に基づいています。ICANNのプロセスへの参加者は、他の参加者との合意形成に尽力することによって、当該モデルを成功に導く責任を負います。
      • ポリシー策定および意思決定のプロセスへの参加にあたり、透明性とオープン性を高めること。
      • ポリシー策定と意思決定のプロセスが公共利益を反映し、すべての利害関係者に対して責任を負うよう、一般ユーザーからの意見、アカウンタビリティ、および透明性のための堅牢なメカニズムの維持を支援すること。
      • ICANNの各ポリシーに従って行動すること。
      • ICANNの資産を保護し、その資産を効率的かつ効果的に活用すること。
      • ICANNのプロセスの他の参加者に対して公平かつ誠実に行動すること。
      • 倫理的で責任ある行動を奨励すること。 倫理観と誠実性が必要不可欠であり、すべての利害関係者が責任と信念を持って行動することをICANNは求めています。
    3. 選考委員会の行動基準

      • 選考委員会の各メンバーは、当該委員会の責務を果たし、当該委員会が定めた規則と手順に従い、当該委員会の意思決定を支援することが求められます。
      • 選考委員会のメンバーは、当該委員会による検討の対象となる優秀な候補者を積極的に募集し、候補者に責務を果たすよう勧めることが求められます。
      • 選考委員会のメンバーは、特定の候補者または候補者になる可能性のある人物の推薦に関して、事前に約束することは一切認められません。
      • 選考委員会のメンバーは、当該委員会の評判を落とす、あるいは当該委員会がメンバーを選出するプロセスの整合性を損なうような行動は慎まなければなりません。
      • 選考委員会のメンバーは、当該委員会内部での候補者に関するすべての通信を保護し、非公開で機密性が高く、当該委員会のメンバーとスタッフに限り使用可能な通信として扱うものとします。
      • 選考委員会のメンバーは、候補者に関するいかなる議論、審議、通信、記録、メモも当該委員会の外部に開示しないものとします。 また、選考委員会のメンバーは、当該委員会で検討の対象となっている候補者の個人情報を外部に開示しないものとします。ただし、選考委員会全体が開示を決定した場合や当該の候補者が明示的に承諾した場合はその限りではありません。
      • 選考委員会に関する資料の作成・送信・保存に電子的手段を用いる際には、 当該委員会のメンバーは資料の機密性およびデータの整合性を保護するための特別な手段を講じるものとします。上記の特別な手段には、次のものが含まれます。 (a)選考委員会との関連で使用したすべてのコンピュータを個人的に管理すること、(b)委員会の資料が不正にアクセスされた場合や不正アクセスが疑われる場合に選考委員会の議長に通知すること、あるいは、その不正アクセスが選考委員会議長に関係するものである場合は、選考委員会が通知先として指名したした人物に通知すること、(c)個人データ関連の国内法の規定に従うこと。
      • 選考委員会のメンバーは、当該委員会の作業が完了または当該委員会での任務がなくなった時点で、当該委員会に関連する機密扱いの資料をすべて破棄するものとします。
  4. 選考委員会の行動規範の順守に関する合意

    私は本書に記載されている選考委員会に関する情報を読み、理解しました。 上記の行動規範の規定を読み理解したこと、ならびに当該の行動規範に従うことに同意したことを証して、ここに署名します。

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    署名

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    氏名

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    日付

Domain Name System
Internationalized Domain Name ,IDN,"IDNs are domain names that include characters used in the local representation of languages that are not written with the twenty-six letters of the basic Latin alphabet ""a-z"". An IDN can contain Latin letters with diacritical marks, as required by many European languages, or may consist of characters from non-Latin scripts such as Arabic or Chinese. Many languages also use other types of digits than the European ""0-9"". The basic Latin alphabet together with the European-Arabic digits are, for the purpose of domain names, termed ""ASCII characters"" (ASCII = American Standard Code for Information Interchange). These are also included in the broader range of ""Unicode characters"" that provides the basis for IDNs. The ""hostname rule"" requires that all domain names of the type under consideration here are stored in the DNS using only the ASCII characters listed above, with the one further addition of the hyphen ""-"". The Unicode form of an IDN therefore requires special encoding before it is entered into the DNS. The following terminology is used when distinguishing between these forms: A domain name consists of a series of ""labels"" (separated by ""dots""). The ASCII form of an IDN label is termed an ""A-label"". All operations defined in the DNS protocol use A-labels exclusively. The Unicode form, which a user expects to be displayed, is termed a ""U-label"". The difference may be illustrated with the Hindi word for ""test"" — परीका — appearing here as a U-label would (in the Devanagari script). A special form of ""ASCII compatible encoding"" (abbreviated ACE) is applied to this to produce the corresponding A-label: xn--11b5bs1di. A domain name that only includes ASCII letters, digits, and hyphens is termed an ""LDH label"". Although the definitions of A-labels and LDH-labels overlap, a name consisting exclusively of LDH labels, such as""icann.org"" is not an IDN."